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「マルモのおきて」最終回視聴率23.9%に救われたSMAP香取

 俳優・阿部サダヲ(41)と人気子役の芦田真菜(7)のダブル主演ドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ日曜21時)は3日、最終回を放送。平均視聴率は23.9%と最後の最後で20%台に乗せた格好だ。裏番組の“オバケ”ドラマ「JIN-仁-」(TBS)が1週前に終了していたとはいえ、視聴率的には大成功だったといえるだろう。ところで、この高視聴率にホッと胸を撫で下ろしている芸能関係者がいる。ほかでもないジャニーズ関係者だというのだ。

 「『マルモ』と同じクールの月曜午後9時、つまり月9『幸せになろうよ』に主演していたのが香取(慎吾)くんでした。SMAP人気のわりに視聴率はさっぱりだったんですよ。でも、『マルモ』のおかげで話題になることがなかった。本当なら『もうSMAPのドラマでは視聴がとれない』なんて書いてくる週刊誌もあったでしょうから」と話すのはテレビ関係者。

 「幸せになろうよ」は人気グループSMAPの香取慎吾(34)が主演。離婚率ゼロを誇る結婚アドバイザー高倉純平(香取)が、恋愛マニュアルの通じない謎の女性・柳沢春菜(黒木メイサ)とイケメン弁護士・矢代英彦(藤木直人)との間で展開するドラマ。最終回は6月27日に放送され、視聴率は10.9%だった。前出の関係者は話す。「月9の最終回で10%を切ろうかという数字は、ドラマとしては大失敗ですね。もう香取くんでは視聴率が取れないと思われても仕方のない数字」

 実はこの「幸せになろうよ」は、ずっと“低空飛行”を続けていた。第5話で視聴率9.7%とついに10%を割り込んでいたのだ。「月9で視聴率がヒトケタになったのは、09年春に放送された『婚カツ!』第10話(8.8%)以来の出来事です。ちなみに主演はおなじくSMAPの中居くんでしたがね(笑)。しかし、今回の『マルモ』の20%超えで話題はそっちにいってしまった。本来なら怒るところですが、この業界『子供と動物にはかなわない』と言われてますので怒れない。しかもドラマ制作の予算が縮小傾向のなか、このクールのドラマ惨敗ならフジテレビ社内でも、その動きに拍車がかかりそうだったので、ドラマ制作者も『マルモ』がなかったら? とゾッとしてるところじゃないですか。もちろん香取くんも」(前出の関係者)

 子役人気にSMAPが救われたということか。

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