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天皇賞・春(GI、京都芝3200メートル、3日) 特捜班はスタミナ抜群のマイネルキッツを狙い撃ち

 絶対的な主役が不在の乱戦。「第139回天皇賞・春」(GI、京都芝3200メートル、3日)は、穴党に素晴らしいゴールデンウィークと給付金を与えてくれそうだ。特捜班が注目したのは関東馬のマイネルキッツ。ズブく、のんびりした性格で出世は遅れたが、国枝厩舎ではマツリダゴッホに次ぐエース候補と期待が大きい逸材だ。早めの栗東入厩でゴールデンウィークの渋滞を回避して臨戦態勢も万全。しぶとさで2着した日経賞の内容からも、アッといわせて不思議はない。

 皐月賞で頼みのロジユニヴァースが惨敗。関東馬はやっぱりGIでは歯が立たないのか、そんな雰囲気が漂っている今だからこそ、特捜班は関東馬でおいしい配当をいただく。
 狙いはマイネルキッツだ。重賞勝ちこそないものの、昨秋の福島記念、そして前走の日経賞と2着が2度。とくに前走は後方からしぶとい末脚でアルナスラインに食い下がった。
 すでに6歳。妹のマイネカンナの方が先に重賞を勝つなど、随分、出世に時間はかかっている。だが、陣営の期待のほどはかなりのものだ。
 「もともと、ウチではマツリダゴッホに次ぐ素質馬として期待していたぐらい。能力はあったんですよ」と福田調教厩務員は自ら手掛けたグランプリホースを引き合いに出して笑みを浮かべた。

 キッツの長所であり、短所でもあるのが、そのズブさ。「スタートして押して押していかないと前に進まない」と苦笑いを浮かべるほど。それが影響してオープン入りが遅れたわけだが、ここにきてその泰然自若としたレースぶりが長丁場にフィットし始めたのだ。
 「前走がそのいい例でしょう。ズブい半面、折り合いにはまったく不安がないから、どんな流れにも対応できる」。一度エンジンがかかれば愚直に伸び続ける脚質は晩成ステイヤーのそれ。もちろんスタミナにも自信を持っている。まさに天皇賞・春を勝つために生れてきたような馬なのだ。
 デキも文句なしだ。中間は京都への直前輸送ではなく、栗東に早めに入厩。ETCが1000円で走り放題になり、大渋滞が予想されるゴールデンウィークを避けて調整に専念してきた。
 「落ち着きがあって、雰囲気はすごくいい。カイバも食べているし、文句なしですね。今回はテイエムプリキュア、ホクトスルタンが引っ張ってくれて持久力勝負になりそうなのも、望むところ。そん色ないですよ」
 あとはマイネル軍団にとくに可愛がられ、大物を食う一発狙いの騎乗では定評のある松岡騎手がどうさばくか。馬は準備万端だ。

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