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全日本 衝撃!! 船木の一勝

 船木効果で全日マットが大爆発だ。

 全日プロ8・30両国大会で約20年ぶりとなるプロレス復帰を果たした船木。その後、シリーズへの本格参戦を決意し、今シリーズから本隊の一員となった。
 この日の開幕戦では、稔をバックドロップで葬り復帰後初白星。早くも適応能力の高さを見せつけた。
 船木が加入したことで、全日内部の選手層の底上げにも拍車がかかった。武藤社長からは「本人次第だけど、ポッと出てまとまるよりは、内部で渦が起きたほうがいい。競争意識を持って、変に協力してほしくない。他の奴らは『何、船木このヤロー』って思って、船木も『オレはこいつらには負けない』って気持ちでやってほしいよな」と“起爆剤”として期待されている。
 だが、船木加入の効果は何もマット上だけではない。
 今大会は船木が復帰後初のシングル戦ということもあり1950人(満員)の観客を動員。前回8月7日の同大会では1650人と低迷していただけに「今の時代口コミのラーメン屋みたいに、リング内のクオリティーを上げていけば、自然とお客さんは会場に足を運んできてくれる」(武藤社長)と営業面でも全日マットに貢献している。
 それだけではない。内田雅之取締役は「費用対効果のない選手とは契約を結びません」と前置きした上で「船木選手のグッズも作る予定です」と明言。船木人気にあやかり、Tシャツやアクセサリーを製作するプランもある。

 さらに全日プロ関係者は「もしグッズが出来たら、ウチで人気のあるF4やチーム246の売り上げを脅かす存在になることは間違いない。それぐらい船木選手の人気はすごいですね」と笑いが止まらない。
 「後楽園で試合をするのは久しぶりの感覚。プロレスの動きで忘れている部分もあったんで、これから巡業に行って、タッグマッチでもまれてこないとダメですね」と振り返った船木。だが、その舞台裏ではしっかりと営業に貢献していただけに、アッパレというほかない。今後はリング内外に好影響を及ぼしていくことは間違いない。

 船木はプロレス復帰後初のシングルマッチにでいきなりのフォール勝ち。“みのる退治”をやってのけた。
 23日の後楽園大会で河野真幸、26日の横浜文化体育館大会で鈴木みのると今シリーズ組まれているシングルマッチ3戦の初戦。さらに、武藤からはシリーズ全勝のノルマも課せられている復帰2戦目で、藤原組時代の後輩にあたる稔と対戦した。
 船木がヒールホールドを繰り出せば、稔もヒールホールドで極め返す、一進一退の攻防。その後立ち上がると、「みのる」という名前に反応したのか、スリーパーで絞めあげ体力を奪った。さらにドロップキックを発射し、最後は、二ールキックからバックドロップで稔を爆殺。復帰後、初白星を飾った。
 見事“第一関門”を突破した船木だったが「かなり余裕がなかった。ちょっとずつリングの上で自分のものにするしかないですね」と辛口評価を下していた。

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