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ワイルドな役がことごとく当たる人生経験豊富な山田孝之

 公開中の生田斗真主演の映画「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」がヒットしているが、同作で好演しているのがヤクザの幹部役で出演している山田孝之だ。

 現在はTBS系で、主演をつとめすでにドラマ・映画化された「闇金ウシジマくん」のドラマ第弾が放送中で、5月には映画第2弾も公開とノリにのっているが、デビュー時とはガラリと芸風が変わった。

 山田は中学生の時に東京・原宿でスカウトされて芸能界入り。99年に人気コミックをドラマ化した「サイコメトラーEIJI2」(日本テレビ)で俳優デビューし、03年の「ウォーターボーイズ」(フジテレビ)で連ドラ初主演をつとめブレーク。05年には映画初主演作の「電車男」でオタクの青年役を好演し注目度がアップしたが、翌年、モデルの女性との間に隠し子がいることが発覚。結婚せずに山田が子どもの養育費・生活費を支払うことで相手側家族とも合意したことを発表した。

 「当時、仕事が一緒になった、まだ同じ事務所に所属していた沢尻エリカから『認知くん、元気出して!』と妙な激励をされ、かなり落ち込んでいたようだ。あの一件で吹っ切れたのでは」(映画関係者)

 この件がきっかけとなったのか、07年に公開された人気コミックを映画化した「クローズZERO」からワイルドな役を演じることが多くなり、以後、映画のオファーが途切れることがなくなる売れっ子に。

 12年には交際していた7歳年上の一般人女性と結婚し、翌年長男が誕生した。

 昨年公開された「凶悪」では主人公の新聞記者役を演じ、各映画賞ではかなりのインパクトを残した助演のリリー・フランキーとピエール瀧ばかりが受賞しているが、山田の演技は映画通をうならせた。

 若いうちから“修羅場”をくぐった経験が演技に生かされているに違いない。

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