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【声優の履歴書】第61回 元祖女王様声の一人でガンダムの生みの親、富野由悠季監督とも親交が深い・川村万梨阿

 声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第61目としてお届けするのは、川村万梨阿。

 元よりアニメファンであり、高校時代より漫画家・ゆうきまさみや、メカニックデザイナー・永野護らと親交があった。後に10年以上の交際を経て永野護と結婚し、仲人はガンダムの生みの親でアニメーション監督・富野由悠季夫妻が務めている。

 川村は高校卒業後、東映の演技研修所の研修生となり、実写ドラマやレポーターとして活動。初仕事は、ワイドショー『小川宏ショー』のレポーターで、女優デビューは『太陽戦隊サンバルカン』であった。卒業後は東映演研プロダクションに所属していたのだが、ちょうどこの頃にアニメ雑誌の取材で富野監督と出会い、その縁でアニメーションのオーディションを受け1983年『聖戦士ダンバイン』チャム・ファウ役で声優デビュー。更に同作の後番組である1984年『重戦機エルガイム』のガウ・ハ・レッシィ役のオーディションに合格したことから、アーツビジョンに移籍し声優に転身することになる。

 演じる役柄は圧倒的に女性キャラクターが多く、気が強く女王様気質のキャラクターが目立つ。代表作は、TVアニメでは、1989年『おぼっちゃまくん』御嬢沙麻代、1991年『トラップ一家物語』ヘートヴィッヒ・フォン・トラップ、1998年『ふしぎなメルモ(リニューアル版)』メルモ。OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)は、1985年『メガゾーン23』高中由唯、1988年『トップをねらえ!』ユング・フロイト、1989年『クレオパトラD.C.』クレオパトラ・コーンズ、1990年『アリーズ 神話の星座宮』ベルセフォネー(佐倉亜理沙)、『白鳥麗子でございます!』白鳥麗子、1991年『究極超人あ〜る』西園寺まりい(※これは川村をモデルとしたキャラクターであった。)1996年『スレイヤーズすぺしゃる』白蛇のナーガ。劇場アニメでは、1988年『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』クェス・パラヤ、1989年『ファイブスター物語』ラキシスなど。

 また夫である永野の作品には、なんらかの形で多数参加しており、2012年11月に公開された、初アニメ映画監督作品『花の詩女 ゴティックメード』ではヒロイン・ベリンを演じ、主題歌「空の皇子 花の詩女」の歌唱と作詞も担当している。

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