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本日最終回!! 女流覆面きき酒師‘蛇の目ピロコ’最後のメッセージ…そしてその正体は!?

 皆さん、突然ですが今日でお別れです! 最後に、個人的な日本酒への想いを綴らせて下さい。

 日本酒の生産量は蛇の目ピロコが生まれた昭和49年のピークを境に、残念ながら生産量が減少し続けています。
 しかし、その一方で海を渡り海外で日本酒が支持されているんです!! 特にアメリカではダイエットや健康ブームにより和食が注目され、日本酒も追い風となっているのでしょう。
 本来きき酒師として、この場でもテイスティング法や提供方法、日本酒の原料に製造法、料理との組み合わせ、日本酒の歴史…と色々お伝えすべき事はあるんですが、そんな専門用語を連ねても、今まで日本酒に関心のなかった方が振り向いてなんてくれませんよね? その証拠に、そんな知識も説明もない海外で日本酒ブームが起きている!
 日本より日本酒の品揃えが少ないというけれど、逆に日本では銘柄が多すぎてお客様が何を選んで良いのかわからず終いとなる傾向が多いんです! それをクリアするには、それこそ眠くなるようなうんちくや説明を全部聞かなくてはならない! 質と量のバランスは必須ですね。

 それと冷酒(冷蔵庫が普及する前は常温を冷やとよんでいました)ですが、一升瓶を立てて保存できる冷蔵庫って家庭にはそうないですよね? でもアメリカでは冷蔵庫もデカイ! 一般家庭の冷蔵庫でも普通に保存出来ちゃうんです。
 要は、酒屋で太陽光にあたりまくっていたり、金額しか表記されていないとか、よっぽどの事がない限り多すぎる情報は必要ないって事なんですよね〜。私の友人(アメリカ人)も日本酒の知識ゼロ! だったのに、飲んでいるうちに今ではこの私に日本酒うんちくを得意げに語ってきますからね。

 日本ではどうしても派閥みたいなものが払拭できず、古い考えも上層部の人間により変わっていかない、未だ下降し続ける日本酒業界…。私みたいな人間も面白くないようで煙たがれ目に見えない嫌な歓迎っぷりを受けた事も多々あります。でも、そんな圧力に屈せず若い世代が頑張っている蔵も少なくありません。
 この蛇の目ピロコの連載も早いもので1年ちょっと経ちました。最初は‘日本酒’をテーマに連載するのは厳しいかな〜と思っていましたが、被災地で頑張られている蔵元さん、故きを温ね新しきを知る日本酒関係者の方々のご協力があって今まで頑張ってこられました。本当に有難うございました。
 そして何より蛇の目ピロコのコラムをチェックして下さっていた皆さんにとても感謝します。

 最後に『蛇の目ピロコ』の正体ですが…元アイドル、胡桃沢(くるみざわ)ひろこでした!
 といっても、もう20年も前の事。ご存知ない方が大半だと思います(笑)。
 ただ、アイドルが悪いとは言いませんが“元アイドル”という肩書きは日本酒を語る上であまり説得力がないかも? と思ったので、あえて覆面をさせて頂きました。
 今後はマスクを脱ぎ、またどこかで日本酒の良し悪しを伝えていけたらと思っています。
 その時まで“さようなら”そして“乾杯〜!”

※写真は飲み切りサイズの手軽な‘ふなぐち菊水’プレミアム生原酒缶! コンパクトな冷蔵庫でもストックしておけるから便利よ☆
http://www.kikusui-sake.com/funaguchi/index.html

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