search
とじる
トップ > 芸能ニュース > フィル・スペクター、往生際の悪い上告

フィル・スペクター、往生際の悪い上告

 フィル・スペクターが殺人罪有罪判決に対して3度目の上訴をした。
 2003年、ラナ・クラークソン2級殺人罪で禁固19年を言い渡されているスペクター。彼の弁護団は有罪判決を覆すため、3度目の公判を求める申し立てをした。
 2007年に行なわれたスペクターの初公判は、陪審員が審決に行き詰まった末に審理無効になっている。結局2009年に有罪判決を受けたフィル、しかし弁護団は5人の女性証言者が以前にスペクターが起こした銃関連事件の被害者であったために不公平だと主張していた。
 スペクターは、銃で死亡したクラークソンさんは自殺を図ったと一貫して主張し続けている。

 12日火曜日に行なわれた審問で、弁護士の1人は第1審の様子を収めたビデオ映像を第2審の陪審員に見せたのは「不適当」だと主張した。理由として、そのビデオの中で証人の1人が話したクラークソンさん死亡現場での飛沫血痕について、前回の裁判官が言及したことが、その時の陪審員にまるで裁判所側が原告の味方であるように印象付けたと主張し、弁護側を極めて不利な立場に追いやったと訴えている。
 この審問の後、クラークソンさんの母親ドナさんはABCニュースで、「また全てが蒸し返されるの。悲しいわ、誰にとっても悲しいことだわ」 とコメントした。

 スペクターは現在、カリフォルニア薬物乱用治療施設と州立コーコラン刑務所に収容され、ある友人に宛てた手紙でそこでの生活をまるで「精神病院」とたとえている。
 第3審が認められるかについては、90日以内に裁判所によって決断される。

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ