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「私、テレビの味方です」堀北真希 “離島でちびっこと流しソーメン”の効用

 例えば、アナタが芸能事務所の社員だったとしよう。そして、社長から「どんな手を使ってでもこの子を売り出せ!」と厳命されたとしよう。その「この子」が堀北真希(20)だったとしよう。さて、アナタならどうする?

 タレントをどうやって売り出すか?これはいつの時代も大きなテーマとして芸能プロにのしかかってくる。これがタレントではなく、アイドルだったらなおさらだ。女優で行くのか、バラエティーで行くのか。それとも歌手?はたまた水着?方向性が決まっていても売れるとは限らないわけで、まったくもって頭の痛い問題だと思う。
 堀北真希は女優路線をひた走っている。どう考えてもバラエティーにも水着にも向いていないし、いきなり歌わせても売れるタイプじゃない。女優を選択したのは正解だ。
 ただし、彼女が他の女優と一味違うのは、今月10日深夜放送の『堀北真希と南海ひょうたん島10人の子供達』のような番組に出ることだ。
 どんな番組かというと、堀北が唐突に鹿児島県の離島・口永良部島(くちのえらぶじま)を訪問し、10人しかいない子供相手に臨時の“先生”になって触れ合う、というもの。
 ドラマならたまにありそうなストーリーだが、堀北はこれをリアルに体験するのだ。まず、この設定の時点でドラマ嫌いの層さえ食いつかせることができる。上手い。
 そういえば、4年前にも堀北は鉄道旅行をしながら地元民と触れ合う、みたいな特番に出演したことがある。そうすることで、堀北の違った一面を引き出すことができるのだ。実際、控えめながらも、健気にコミュニケーションをとろうとしていた彼女に、私は惹かれた。
 つまり、これらは堀北を応援してもらうためのシステムとして機能しているわけだ。
 実は、ここを実践できていない事務所、テレビ局が結構ある。例えば『ASAYAN』は、モーニング娘。を応援してもらうためのシステムを作ることで大成功をおさめた。
 残念ながら、いきなり「アイドルでーす」とデビューしたところで一部しか振り向いてくれない時代に、まだアイドルを主役に据えたエンターテインメントが成立することを証明したのだ。
 自然の中、子供達と流しそうめんに興じる堀北を見て、そう感じた。

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