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それでもまだ高い!? 巨人・小笠原が史上最大3億6000万円の減俸で契約

 巨人・小笠原道大内野手(39)が、12月5日、来季の契約交渉に臨み、今季年俸4億3000万円から、実に3億6000万円減の7000万円でサインした。

 野球協約には減額制限が設けられており、年俸が1億円を超えている場合は40%が上限とされている。ただし、本人が同意すれば制限を超えて減額することができると規定されている。

 これまで、10年オフに松中信彦外野手(ソフトバンク)が4億円から2億円に、11年オフに清水直行(前DeNA)が2億5000万円から5000万円に下がり、ともに2億円の減俸をされた例はあるが、今回の小笠原の3億6000万もの大減俸は史上最大級の下げ幅だ。小笠原は岩瀬仁紀投手(中日)に次ぐ球界第2位の高給取りだったが、一気に滑り落ちた。

 今季の小笠原はわずか34試合の出場で、100打席にも満たず、92打数14安打0本塁打4打点、打率.152の惨たんたる成績だった。昨季も83試合出場、281打数68安打5本塁打20打点、打率.242と不本意な成績に終わっており、2年連続の不振は引退勧告を受けてもおかしくなかった。

 小笠原は「2年やってませんのでね、大方の予想はしてましたけど、契約してもらえるだけ良かったという気持ちで、サインをして、もう来季に頑張ろうという、心一新にして」と胸中を語った。

 スポーツジャーナリストのA氏は「新陳代謝の激しい今の巨人では、来季、小笠原がレギュラーで出ることはむずかしいと思います。小笠原の獲得に興味をもった他球団もあったようですが、『3000万円程度なら』との評価だったようです。小笠原が提示額に不満で拒否していたら、クビになっていたでしょう。それを思えば、来季も現役を続けられて代打要員でも、7000万円もらえるなら、決して安くはないです。むしろ、高いくらいです」と語る。

 年齢からくる衰え、統一球への対応の不徹底、故障…数々の不安要素を抱える小笠原。そのユニフォーム姿も、来季で最後になるかもしれない。

※注※文中の金額は推定
(落合一郎)

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