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サスケ「被災者の方々を勇気づけることをしたい」

 東北のヒーローが震災復興に動き出す。14日に発生した岩手・宮城内陸地震は、10人以上の死者を出すなど甚大な被害をもたらした。今後は復興に向け、各方面からの支援が必要不可欠となってくるが、元岩手県議会議員で東北地方を中心に展開する「みちのくプロレス」の会長、ザ・グレート・サスケが立ち上がった。

 岩手県一関市、宮城県栗原市を中心とした地域で14日に起こった地震は、マグニチュード7・2の規模で大きな被害をもたらした。死者は10人を超え、行方不明者もいまだ10人を数える。各地では大雨による崖崩れやダム決壊などの二次災害も懸念されるなど、大きなつめ跡を残した。
 被災地では多くの人々が苦しんでいる。また今後は観光業界への打撃など、さまざまな方面での影響も懸念される。そんな中、元岩手県議会議員で東北地方を中心に活動する団体「みちのくプロレス」の会長でもあるザ・グレート・サスケが救済に向けて動き出そうとしている。
 「被災者の方々を勇気づけることをしたい」と被災地が一定の落ち着きを取り戻すであろう今夏から秋にかけての時期に、プロレスのチャリティー興行を計画している。
 所属するみちのくプロレスにとどまらず、さまざまなプロレス団体のリングに立ち、マット界には多彩な人脈がある。「趣旨に賛同してくれる人たちを集めた大会を開ければ」と早くも計画の一部を口にする。また、2003年には岩手県議会に出馬して当選。県議会議員としての経験を生かし、政界からのバックップも要請していく構えだ。
 みちのくプロレスは、2004年10月に新潟県中越地方を震源とした新潟中越地震の際には、11月にサスケが被災地である新潟・川口町などを訪れ、水やカイロなどの物資を届けた。また、地震発生からおよそ3カ月後の05年1月には新潟・十日町で「がんばろう中越〜みちのくプロレス 震災被災地応援バトルin十日町」と題した観戦無料のチャリティー興行を行い、多くの人々を励ましている。
 みちのくプロレスの新崎人生社長も「被災者の皆さんが、元気になってもらうようなことをやれれば」とサスケの考えに賛同している。具体的な日時や場所等は現在未定だが、「岩手、宮城の両県とも訪れたい」としている。
 「あえてローカルヒーローでありたい」。東北の英雄・サスケは愛する岩手、宮城復興のため立ち上がった。郷土愛を胸に、被災地に光を照らす。

○サスケも盛岡で被災
 サスケ自身も岩手県盛岡市にある自宅で今回の地震を体験。その恐怖の体験を告白する。
 「普通は横揺れの後に、縦揺れが来るものだけど、今回は最初から最後までずっと縦揺れだった。盛岡市の震度は4でしたが、明らかに普通の地震とは違っていた」。幸いサスケ宅は大きな被害を受けることはなかった。
 また、地震当日、岩手・八幡平市で午後に行われる興行の準備を行っていたみちのくプロレスの若手選手からは「岩手山が噴火するんじゃないか、と思った」という報告を受けたという。

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