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台風被害乗り越え「竜神わっかいち」開催へ

 台風12号が紀伊半島を襲った。9日現在で和歌山県で死者40名行方不明者34名と、その被害は未だに計り知れない。同県田辺市でも孤立地区も多くあり、歴史的文化遺産も多く被害を受けた。そんな中、これから秋に向けてのイベントは全て自粛方向へと考えられている。まだまだ台風被害も多く残るなか、対応に追われてイベントどころでは無いのだろう。

 ところが田辺市(旧龍神村)が、毎年行われる「竜神わっかいち」を開催する事を決定した。
 「龍神わっかいち」とは、クラフト・アート・音楽・ダンス・食と地元に根付いたものを用いた市のお祭り。毎年、そこでしか手に入らないものや、そこでしか食べられないもの等あり大盛況になる。香り高い竜神の柚子を使ったシャーベットや、木工で作られた芸術作品、新聞紙アートや、昨年は大きな肉の塊をワイルドに炭で焼いたサンドイッチも販売されていた。竜神地区には多くの芸術家も住み「わっかいち」はその交流の場としても楽しみにされていた。

 今回の災害で、旧竜神村はライフラインを断たれ陸の孤島と化した。被害状況も不明な中「わっかいち」開催も危ぶまれていたが、主催者である「竜神は〜と」のスタッフ一同と代表者の原さださんが開催に踏み切った。原さんは「被害はあったが、自粛する必要な無いのではないか。」「外部からの集客は多くは望めないが、楽しみにしてくれている竜神の方々や来てくれる人に元気になって欲しい。」と力強く語ってくれていた。
 第8回目となる「わっかいち」開催決定後 多くの問い合わせが来ていると言う。
 開催は10月10日、場所は竜神「宮代オートキャンプ場」にて。

『竜神は〜と』のスタッフのみなさん 
 「代表の原さんの想いが伝わるような素晴らしいイベントになって欲しい。そして 田辺市の皆さんが元気になって欲しいです」

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