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イチローまでが斎藤人気に便乗

 神戸で自主トレを公開したマリナーズ・イチローが、日本球界の話題を独占する日本ハムのゴールデンルーキー・斎藤佑樹を手放しで絶賛、思惑通りにスポーツ紙の1面ジャックに成功した。それにしてもイチローまでが斎藤人気に便乗するとは…と思われたが、裏には遠謀深慮があるという。

 イチローが所属するマネジメント会社入りした斎藤だけに、ご祝儀の意味もあって、リップサービスをするのは見え見えだった。が、ここまで言うかとあきれるくらいのヨイショの独演会だった。再録すると、そのすさまじさが改めてわかるだろう。
 「対ピッチャーとして見てみたいということ。それはありますよ。夢に出てきたことがありますし。対戦したの、対戦したんですよ!」。
 なんと本当の夢の中でのドリーム対決実現を言い出したのだから、絶句するしかない。さらに、その内容がまるで劇画のようだ。
 「勝敗は難しいですけど、真っ二つになったバットで僕は打たなきゃいけなかった。160キロぐらい投げていた」というのだから、人気漫画家も真っ青のイチロー夢物語のハイライトシーンだろう。想像を絶するドリームマッチ告白の後には、斎藤佑樹絶賛のオンパレードだ。
 「人間としても興味がある。僕がなにを言っても嫌みに聞こえるけど、(斎藤は)そうは聞こえない。(自分と)真逆、対極のイメージ。でも、一番対極にある関係とはどこかで通じるものがある」と最大の賛辞。
 「人間がどうできたのか興味が出ることはあまりない。アスリートというくくりでもなかなかない」というイチローが、斎藤だけは別格だと強調、礼賛しているのだ。「(重圧に)おかしくなるようなタマじゃない」と、ハート面にまでお墨付きを出している。

 ここまで熱く語れば、斎藤人気に便乗のイチローの思惑はわかっていてもスポーツ紙の大半は飛びつかないわけにはいかない。
 『I LOVE 佑 イチ絶賛!』『斎藤はできる男イチ押し!』『佑に負けたよイチ』。スポーツ6紙のうち3紙が1面で派手に報道している。もう1紙は『佑3月30日デビュー』と、斎藤の公式戦デビューを1面に持ってきている。日本球界は、今や何はなくても斎藤佑樹だ。時代の流れに敏感なイチローが、飛びつくのも当然だろう。
 「これまでもイチローは清原引退が注目された時には、清原との男の友情をアピールしてみたりと、機を見る敏な男だから、今が旬な斎藤を見逃すはずがない。『そのうち接触するでしょう』と、斎藤とのツーショット予告までしている。今年1年は何かと斎藤人気に乗って自らの宣伝をするでしょう。斎藤のオープン戦デビュー、公式戦デビューなど節目、節目でコメントしてマスコミに露出するでしょう。昨年も10年連続シーズン200安打を打ち、自らの持つ大リーグ記録を更新するなど実力は衰えを見せていないが、もうサプライズがなく、37歳のイチロー1人だけでは新鮮みがなくなっている。常に新しい話題作りが必要になっているのが現実だ」
 イチローのマスコミ操縦術を知り尽くすテレビ局関係者はこう語る。が、広告代理店関係者は遠謀深慮の今後のイチロー戦術を予測する。

 「イチローが所属するマネジメント会社は、オリックス時代の広報担当がイチローのために立ち上げ、ここまでイチロー1本で食ってきている個人会社のようなものだが、37歳のイチローはいつまでも今のように働けない。ポスト・イチロー育成が急務になっている。だから、斎藤獲得に躍起になっていた。スポーツマネジメント会社だけでなく、大手芸能プロダクションまで入り乱れ、大争奪戦を繰り広げた結果、イチローという金看板の威力で斎藤を獲得したわけだから、これからもイチロー・佑ちゃん最強コンビを最大限にアピールしていくだろう。斎藤は将来メジャー入りの夢も持っているし、目先のことだけでなく、中長期的な営業戦略を練っているだろう」
 現在の斎藤人気に便乗するだけでなく、自らの引退後のことまで考え抜いたイチローの遠謀深慮があるというのだ。そのためには、何がなんでも斎藤に成功してもらうしかない。ターニングポイントでは必ずイチローが前面に出て、斎藤にスター街道をばく進させるシナリオが描かれているのだろう。

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