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53歳の高専総務課長が深夜に高校に侵入し女子生徒の体操服盗む

 いったい、いい大人が何をやっていることやら…。

 岐阜県警岐阜南署は5月18日、高校に侵入して、女子生徒の体操服を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の疑いで、国立和歌山工業高等専門学校(和歌山県御坊市名田町)の男性総務課長(53=同県美浜町)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前2時半頃、岐阜県岐阜市内の私立高校に侵入し、部室から女子生徒の体操服を盗んだ疑い。

 総務課長は容疑を認めており、「自分のものとして着たかった」と、なんともおぞましい供述をしている。

 同署によると、高校の近くに不審な車が止まっているのを、巡回中の県警機動捜査隊員が発見。高校の敷地内にいた総務課長に職務質問したところ、ショルダーバッグの中から、女子生徒の体操服2着が見つかった。部室のドアは施錠されていたが、壊されていたという。

 愛知県や北陸地方などでも、高校の更衣室から女子生徒の体操服などが盗まれる同様の被害が相次いでいるという。今回の犯行でも、和歌山から、わざわざ岐阜まで遠征しており、同署では総務課長との関連を調べている。

 女子高生の体操服がどうしても欲しかったとしても、深夜に高校に侵入してまで盗むなど、常軌を逸している。犯人は学校の総務課長という立場ある身。こんなことをしたら、すべてを失うことくらい分かっていたはずだ。それでも犯行に及んでしまった。ふらちな欲望にブレーキをかけることができなかったのか…。
(蔵元英二)

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