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実力派バンドはなかなか登場しなくなった紅白のステージ

 人気バンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」が、大晦日の「第67回NHK紅白歌合戦」への初出場が内定したことを、一部スポーツ紙が報じている。

 同バンドは05年のメジャーデビュー以来、一貫して地上波の出演を控えてきた。しかし、今年8月26日のテレビ朝日系「ミュージックステーション2時間SP」で結成15年、メジャーデビュー11年にして初めて地上波の音楽番組で演奏し話題を呼んだ。

 主題歌などを手がけたアニメ映画「君の名は。」は20日の時点で国内歴代興収第7位の189億7980万5000円を突破。今年の「新語・流行語大賞」の候補にノミネートされるなど、社会現象となった。映画のサウンドトラックはオリコンのアルバムチャートで初登場から5週連続のトップ3入り。30万枚近くを売り上げるヒット作となった。

 そのため、NHKは早い時期から出演を打診しねばり強く交渉を続けた結果出演が内定。ただし、12月31日は午後11時25分から「COUNTDOWN JAPAN 16/17」(千葉・幕張メッセ国際展示場)に出演することが発表されているため、本番当日は中継出演になりそうだというのだ。

 「昨年、BUMP OF CHICKENも今年、RADが出演するのと同じイベントからの生中継となった。もともと、初出場の歌手のギャラは思った以上に安く、2日間のリハーサルに加え本番での“拘束時間”を考えると割に合わない。おまけに、バンド系の歌手たちはもともと、ほかの歌手と絡んだりするのが苦手。それもあり、NHKは大物バンドに対してはリハなし+他会場からの中継を条件にかなり譲歩して交渉している」(レコード会社関係者)

 中継といえども、注目バンドだけに歌手別視聴率はかなりの数字を取りそうだ。

*RADWIMPSのオフィシャルTwitterから

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