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永田町血風録 民主党若手、中堅議員の“小沢離れ”

 「太郎(麻生首相)ちゃん、まさかお祖父ちゃん(故吉田茂元首相)の大磯の旧邸宅のように焼け落ちることはないだろうな」
 いささか不謹慎極まりないたとえだが、この旧吉田邸の火災は不人気麻生の前途を見るような気がしてならない。

 「自民党にとってみれば、民主党の小沢一郎代表のカネまみれの手法について国会で追及する機会があったのは、2度や3度ではなかった。それもやれない自民党に対して多くの国民は愛想を尽かしてしまった。不人気にさらに輪をかけた格好だ」との声が、永田町界隈から漏れ聞こえてくる。
 民主党はガードを固めて自民党を政権から引きずり下ろそうとしていた。小沢の秘書の逮捕起訴で一時はクシュンとなっていたが、また再び、息を吹き返している。
 公設秘書の逮捕から2週間。自らの身辺に捜査の手が及ぶ恐れはなくなり、小沢はむしろ動きを活発にしている。
 東京赤坂のすし屋で川端達夫副代表、平野博文幹事長代理らと酒のテーブルを囲んでいる。
 「なんで、オレだけが刺されるんだ。オレを潰そうとしているの…」
 言葉の端々からは、政権交代という平成5年、自民党離党以来の悲願がすぐ目の前に実現しようとしていた矢先の事件への悔しさがにじむ。カネと政治のスキャンダルで、小沢が窮地に立たされたことは間違いない。

 しかし、党内外に「参ったな…」といった弱気なところは見せたくない。かといって、秘書の一件は、大筋で容疑を認める供述をしていることもあり、さらに広がりを見せる可能性なしとはしない。
 「それは、マスコミ各社の論調を見ればよくわかる。だから小沢は、『腰が痛い』とか何とか言っては人前には姿を見せず、このところホテル暮らしが続いてる。それでも、幹事長の鳩山由紀夫らを呼んでは、『政権奪取』とハッパをかけているが…」(政治ジャーナリスト)
 だが、民主党の若手や中堅は「もしこのまま小沢のところに捜査の手が伸びたら、民主党は火だるまになる。今のうち、小沢とは一線を画しておくほうがいいか」と逃げ腰になっている。
 それでも、政党支持のアンケートや調査では、小沢民主党と麻生自民党を比較すると、まだまだ小沢の方がすべての点で優位に立っている。
 だから、民主党は強気で攻めている。これまでよりは少し自民党も人気や支持率で持ち返しつつあるが、今、選挙をやれば、やはりかつてない大火傷を自民党は負ってしまうはず。
 麻生もお祖父さんの墓参りをし、「なんとか守ってほしい」と十字(クリスチャンのため)を切ったという。
 しかし、そのお祖父さんの旧邸が不審火(失火)で焼失してしまった。なにか先行き不安ではありませんか、太郎ちゃん。(文中敬称略)

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