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小型カメラ仕込んだ靴を販売した業者を逮捕 盗撮をほう助した疑い

 京都府警生活安全対策課と中京署は7月1日、カメラを仕込んだ靴を販売したとして、府迷惑行為防止条例違反(盗撮)のほう助容疑で、インターネット通販会社「エダトレーディング」社長の男(25=神奈川県大和市)と、社員の女(24=東京都国分寺市)を逮捕した。

 府警によると、条例違反のほう助容疑で、盗撮用隠しカメラの販売業者を逮捕するのは全国初だという。

 逮捕容疑は、昨年10月〜今年3月、盗撮に使われると知りながら、滋賀県大津市の自営業の男(48=同条例違反容疑で逮捕)、京都府京都市の男、群馬県の男の3人に靴を売り、盗撮を手助けした疑い。

 社長の男はインターネットで、隠しカメラ専門店「カモフラージュカメラ.com」を運営。サイトには「盗撮禁止!」と表示していたが、靴の使用例として、女性の下半身を撮影した20秒ほどの動画が流れていたという。

 府警によると、社長の男は12年8月〜今年4月に、1足約2万7000円で、約2500足を販売し、6000万円以上を売り上げていたとみられる。

 靴の爪先にカメラを取り付けていることや、リモコン操作で撮影した動画を一瞬で消去できる機能が付いていたことなどから、府警は盗撮目的の商品と判断。現実として、複数の購入者が盗撮行為で逮捕されており、ほう助にあたるとして、摘発に踏み切った。

 社長の男は「盗撮に使われると知っていて売った」と容疑を認めているが、社員の女は「使用方法は買った人の勝手」と否認。確かに「勝った人の勝手」ではあるが、そもそも、この靴を盗撮目的以外で購入する人はいないと思われるのだが…。
(蔵元英二)

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