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新日本オカダ・カズチカが“生みの親”外道と12.14後楽園で因縁のシングル対決!

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オカダ・カズチカ、外道

 新日本プロレス年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム13』(来年1月4日、東京ドーム)で、CHAOSからバレットクラブに寝返ったジェイ・ホワイトとのシングル制裁マッチが決定しているオカダ・カズチカ。次の試合は『Road to TOKYO DOME』(14、15日)だ。

 先シリーズでは、CHAOS勢とともに棚橋弘至ら新日本本隊と“歴史的な”合体をし、ジェイ率いる新生バレットクラブとタッグで連日対決したが全敗。シリーズ最終戦だった9日(岩手産業文化センターアピオ)では、ジェイが試合後にハーフネルソンスープレックスをオカダに放ち、新たなる引き出しを見せつけてシリーズを終えている。オカダは「あの技、効いたよ」としながらも「早く出してくれてありがとう」と最後は強がってみせた。

 年内最後の恒例イベント『Road to TOKYO DOME』後楽園ホール2連戦は14、15の2日間に組まれた。オカダとしてはここで巻き返しを図りたいところだったが、ジェイは参戦せず。しかし、14日には2012年1月から今年の8月までオカダのマネージャーを務め、9月23日の神戸ワールド記念ホール大会でオカダを裏切り、ジェイのマネージャーとしてまさかのバレットクラブ入りを果たした外道とのシングル対決がある。また15日には、CHAOSの矢野通、岩手大会(9日)で放送席から救出に入った新日本本隊のG.B.H、真壁刀義&本間朋晃とIWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDAとタッグを結成。バレットクラブ勢と10人タッグマッチを行う。

 外道は、2012年の1.4東京ドーム大会で凱旋したオカダを見て試合後に「この男はCHAOSがもらった」とCHAOSにスカウト。翌月、オカダは棚橋からIWGPヘビー級王座を一発獲りした。新日本マットには“レインメーカーショック”が起こり、オカダは外道に支えられながら、スター街道を駆け上がっていった。

 気がつけば連続防衛記録を塗り替える絶対王者に。オカダをスカウトした時のCHAOSはヒールユニットだったが、オカダが新日本の顔になるにつれヒール色は薄れていった。今年8月、オカダと外道は突然「マネージャー関係を解消する」と2人そろって笑顔で発表。オカダは「と言っても同じCHAOSですから、今後もタッグは組みます」と言うと、外道は「レインメーカーはもう俺がいなくても大丈夫だ」と“ひと仕事終えた”ようなコメントを残している。

 外道は、9月の神戸大会でオカダを急襲したジェイから椅子を奪うと、その椅子をオカダの背中に放った。決別のフルスイングの真意は定かではないが、外道にとってオカダというレスラーは最高傑作だったのは言うまでもない。“レインメーカー”というキャラクターの生みの親である“レインテイカー”として紹介されたこともあったし、実際に2人の絆は強かった。今回のシングルでは外道とともにバレットクラブに移った邪道が竹刀を片手にセコンドとして介入する可能性が高い。オカダが外道を簡単に“制裁”できるとは思えないが、2人のシングル戦で外道の本心が少しは分かるかもしれない。

 また15日にはCHAOSの前身ユニットとも言えるG.B.Hの真壁&本間とタッグを結成するのも興味深い。かつて真壁&矢野はIWGPタッグ王座を奪取するなど、G.B.Hの最強タッグだった。しかし2009年4月に中邑真輔が矢野と電撃合体。矢野が真壁を裏切ったことにより、真壁&本間以外の選手がG.B.Hを脱退。G.B.Hは新日本本隊に合流し、中邑と矢野らG.B.Hの他のメンバーが新ユニットCHAOSを結成したという歴史がある。真壁と矢野が9年8ヶ月ぶりに同じコーナーに立つというのは、ある意味、棚橋とオカダの合体よりも感慨深いものがある。やはりプロレスは“つながって”いるのだ。

取材・文・写真 / どら増田

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