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富士急ハイランド新アトラクション体験記(2) 新たなる絶望へ「絶望要塞2」

 大の絶叫好きというグループ会社トップの堀内光一郎社長の陣頭指揮で、次々と新アトラクションを登場させる富士急ハイランド(山梨県)。絶叫マシンが大半を占める同ランドでは珍しく、頭脳を使ったアトラクションが人気だった「絶望要塞」も、25日から新たに「絶望要塞2」として生まれ変わることになった。

 絶望要塞は迷宮と化した巨大な要塞からの脱出を試みるミッションクリア型アトラクション。近年流行の「リアル脱出ゲーム」の類と思ってもらえれば分かりやすい。ただここにも富士急らしい「絶叫」要素が用意されていた。オープンからの3年間で、挑戦した113万組のなかで脱出できたのはいまだ2組12人しかいないという超難易度なのだ。

 「絶対に出られない要塞とうたっておきながら、85%のお客さんがタイムリミットで第一ステージで強制脱出させられていました。その矛盾はどうなのかということで、今回は“脱出”をやめ、“潜入”してもらうことにしました。といっても今回もきっとどなたも侵入できないでしょう」(堀内社長)

 新要塞ではカメラによる監視や、様々なトラップをかいくぐりながらミッションをクリアしていくことになり、従来よりも頭脳を使った謎解き要素がふんだんに盛り込まれているという。また、ステージ内に配備された大手セキュリティー会社ALSOKの自律走行型警備ロボット(1体1500万円)2体が挑戦者の潜入を拒んでいる。

 さっそく記者も潜入を試みた。まずは受付で特殊ベストを着用。監視カメラや警備ロボットに自分の姿が映ると、ベストが発光し「即刻アウト」となる。それ以上の説明はないまま、いきなりのミッションスタート。手渡されたICカードには制限時間が表示され、刻々と時間が減っていくからもたもたしている暇はない。そこへ前方から音も立てずに警備ロボットが出現。さっと身を隠したが、人間と違って次にどこへ動こうとしているのかが読めない恐さがある。上手くやり過ごしたはずだったが、突然ベストが赤く点滅。どうやらどこにあるのかも分からない監視カメラに見つかってしまったらしく、強制退場させられてしまった。

 「理不尽すぎるほどの難易度」の看板に偽りなしだが、初挑戦者には何が何だか分からないまま終わってしまうかも。アトラクション内でなにをすればいいかの事前説明がもう少しほしかった。

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