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早実・清宮幸太郎に流布した「希望球団リスト」キーワードは東京五輪(1)

 開幕を1カ月後に控えたセンバツ甲子園の主役、早稲田実業の清宮幸太郎(17)が『進路』に関する重大な発言を口にしていた。キーワードは2020年『東京オリンピック』だった。

 清宮の進路だが、「プロ入りか、進学か」はまだ表明していない。早実から早稲田大学への進学率は、97%強。昨年の同高等部卒業生375人中364人が推薦で進学しており、「この流れに逆らえないのではないか」との見方が強くある。まして、父・克幸氏は同大学ラグビー部のカリスマ的存在だ。
 しかし、その克幸氏は現在、トップリーグ・ヤマハ発動機の監督である。プロ指導者として、素質のある高校生が進学で“遠回りするリスク”も分かっている。

 克幸氏が進路問題のキーマンになるのは間違いない。
 「清宮家と面識のある楽天副会長の星野仙一氏が全日本大学野球連盟の会合後、幸太郎の進路について質問されました。リップサービスで『進学するのでは』なんて言ってましたが、あれは星野さんでなければ、大ごとになっていましたよ。ラグビー関係者の間では、克幸氏の前で息子の進路に関する話はタブー。物凄く怒るしね」(関係者)

 しかし2年前の夏、克幸氏は姫路市内での講演中、進路について答えていた。
 「いずれは大リーグに行きたいみたい」
 2年前の夏といえば、ちょうど夏の甲子園大会で清宮フィーバーが沸き起こった時期である。この発言は甲子園大会の1カ月ほど前のことで、後にスポーツ新聞等で大々的に報じられる様子を見て、克幸氏は頑なになってしまったという。
 「幸太郎が中学生のとき、将来性で克幸氏が相談したのは、星野氏でもなければ、早実の大先輩である王貞治氏でもなく、野村克也氏でした。飛ばす能力は一流、でも、昨秋の神宮大会での5三振も予言していた、と。左投手の変化球軌道に対応しきれない弱点も同時に指摘した。でも、今は長所を伸ばすべきだと克幸氏に伝えたそうです」(同)

 大リーグ志望で相談役は野村氏。ベールに包まれた清宮の進路に関する三つ目のキーワードが、今回判明した「東京五輪」だった。
 「幸太郎は東京五輪に出たいと打ち明けています」(アマチュア野球幹部)

 野球・ソフトボールは追加競技に決まったが、現時点では「オールプロ」で金メダルを目指す予定だ。これに対し、追加競技に立候補したときにピーアール活動で二人三脚の関係を構築したアマチュア、学生の野球組織側からこんな提案も出ている。「特別枠として、アマ、学生にも出場チャンスをもらえないか」と…。
 「一緒に苦労してきて、オリンピックの晴れ舞台だけをプロが独占するのは確かに不公平。特別枠を設けるとしたら、1人から3人くらいかな。そう決まった場合、幸太郎は大学生として、オリンピックを目指すことになりそう」(球界関係者)

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