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【週刊テレビ時評】視聴率低迷する大河ドラマ「軍師官兵衛」に朗報? 向井理主演「S-最後の警官-」は急落!

 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)の視聴率が、どうにも上がらない。

 同ドラマは、初回(1月5日)=18.9%(数字は以下、すべて関東地区)でスタート。以降、第2話(同12日)=16.9%、第3話(同19日)=18.0%、第4話(同26日)=16.5%と推移。第5話(2月2日)では、過去最低の16.0%まで落ちた。

 そんな折り、NHKにとっては、朗報(?)とも取れるニュースが伝わってきた。同ドラマのナレーターが女優・藤村志保から、広瀬修子氏に交代することが決まったのだ。実は初回放送後から、「ナレーションがおどろおどろしくて怖い」「滑舌が悪く、聞き取りづらい」といった苦情が、NHKに多数寄せられていた。

 ナレーター交代の理由は、苦情が多いからではなく、藤村が背骨を圧迫骨折したため。藤村によると、最後まで全うするつもりだったが、担当医師から「絶対安静」の診断を受け、治療に専念するため降板に至ったという。

 すでに、藤村のナレーションは第6話(同9日放送)分まで収録済みのため、第7話(同16日)から交代となる。広瀬氏は元NKHアナウンサーで、定年退職後はNHKで多くの番組のナレーションを担当している。

 ケガをした藤村には申し訳ない話なのだが、不評だったナレーターが変わることで、同ドラマの風向きが変わるかもしれない。

 次回(同9日)は、東京都知事選開票速報番組のため、午後7時15分からの放送となる。この時間変更が視聴率に、どう影響するか?

 他の民放連ドラが苦戦するなかで、ひとり勝ち状態だった向井理主演「S-最後の警官-」(TBS系/日曜日午後9時〜)の視聴率が急落してしまった。

 同ドラマは、初回(1月12日)=18.9%、第2話(同19日)=15.2%、第3話(同26日)=16.1%と、3週連続で15%超えしていたが、第4話(2月2日)は12.9%で、前週より3.2ポイントの大幅ダウンとなった。

 裏のライバル番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系/日曜日午後9時〜)は17.7%で、前週(1月26日)の17.1%から、0.6ポイントアップしただけ。同時間帯には、堺雅人、香川照之の「半沢直樹」コンビが共演した映画「鍵泥棒のメソッド」(テレビ朝日系)が放送されたが、12.4%と思いのほか低視聴率だっただけに、同ドラマの急落は「他局が良かったから」ともいいがたい。第5話(2月9日)では、巻き返すことができるか?

 赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置する慈恵病院(熊本県熊本市)や、全国児童養護施設協議会と全国里親会から抗議を受け、スポンサー8社すべてが降板する事態となった日本テレビ系「明日、ママがいない」(芦田愛菜主演/水曜日午後10時〜)第3話(1月29日)は15.0%で、前週より1.5ポイント上げ、過去最高の数字となった。社会問題となり、話題となったことで、興味本位で観た視聴者が増え、視聴率アップにつながったのか…。
(坂本太郎)

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