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次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol53 脳みそ夫)

 爆笑問題が所属するタイタンが放つ、超ハイスペック・ピン芸人。年始からジワジワ人気に火がつき、気づけば虜になる芸能人や女子高生が続出中。たこ口でゆるく放つ挨拶「こんちわ〜す」は流行必至…と断言したい。(伊藤雅奈子)

 −−最近は、若手中心のネタ番組でよく観るようになりました。

 「大きかったのは、元旦に放送された“おもしろ荘”(※)ですね。ツイッターのフォロワーが、あの1番組で8,000人も増えたんですよ。生々しい話でいうと営業も増えて、普通、賞レースで結果を残さないと、そこまでにはならないと思うことばかりですね。世間的にはどうか知らないですけど、自分の環境の変化はありましたね」

 −−爆笑問題さんからは、何か言われましたか?

 「“おもしろいし、ブレイクしそうだ”って言われましたね、太田(光)さんから。TBSラジオの『爆笑問題の日曜サンデー』に出させていただいたんですけど、放送が終わったあと、ブースのなかでネタを観てもらって、言われました。田中(裕二)さんはそのとき、相撲中継を観てましたけど(笑)。おふたりは後輩の面倒見が良くて、ラジオでもしょっちゅう名前を出していただいて。事務所の後輩は、ほんとにお世話になってますね」

 −−その昔、水槽に入った脳みそと一緒に漫才をしていた、暗黒時代があったじゃないですか。あの発想のルーツは?

 「大学で落語研究会に入ってて、そこでサークル活動として漫才や落語をやってたんですね。某事務所から声がかかったんですけど、おもしろいヤツなんていっぱいいるから無理だろうと思ったんですけど、25歳ぐらいのとき、“脳みそと漫才やってるヤツはいないなぁ”と思って。ここなら、自分がお笑いをやる意味があるなぁと。あのころは中二病みたいな感じで、人をビックリさせるのが楽しいと思いこんで、8年もやりました。もっと早く(売れないことに)気づけよって感じですけど(笑)。その後も迷走して、パーティー棒2つをブラジャーにして、鼻眼鏡をかけて、トングを持って、チップスターを持って、ティッシュの箱を靴にして、エプロンをして、『未来のアンドロイド娼婦・バーバラ』っていうネタとか、やってました。スーパー地下芸人ですよ。お客さんが十何人、0ってときもありましたから」

 −−そこから、現在やっている「OL聖徳太子」、「モーツァルトの給食当番」といったネタに、どうつながっていくんですか?

 「見た目にこだわったんですね。今までは脳みそのインパクトが強くて、自分が引き立たなかったけど、見た目はデカいなぁと思って、首から上で人物がわかる、首から下で職業がわかるようにしようとなって、首から上でいちばんわかるのは聖徳太子。わかりやすい人から順に、使ってますね」

 −−つかみの挨拶「こんちわ〜す」は、どのような経緯で?

 「さっきの落研時代の1個下の後輩で吉田ってヤツがいて、そいつが部室に入ってくるときに言ってた、それをマネしてるうちに、似つかわしくない形になっていって、できあがりました。そいつは今、落語家になりましたけどね、瀧川鯉八という。“こんちわ〜す”は脳みそと漫才してるときからやってますけど、ネタはすべっても、つかみだけはウケてた、ずっと。街で子どもがマネしてるのを見たいですね。売れた象徴って“流行語大賞”だと思うんで、そこを狙ってます。子どもと10代の女のコ、ちょっと離れてオジサンに理解していただきたい。“おったま遣隋使”とか“びっくら古今和歌集”とか、ちょっとしたオヤジギャグでもあるんで、使いたくなるみたいなんで」

(※) 『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)で年末年始に放映される若手発掘企画。これまでにオードリーや小島よしお、おかずクラブなどが一気にスター街道を駆け上がっていった。

【プロフィール】'80年1月生まれ、千葉県出身。2005年デビュー。タイタン所属。脳みそ夫が出演する若手芸人ライブ『TITAN LIVE Rhea』が7月4日(月/開演19時)に東京・ザムザ阿佐谷で、タイタン第3のライブ『TITAN LIVE U40』が7月18日(月・祝/開演13時半)に東京・新宿シアターサンモールで開催される。

(次回は16年7月最終週に更新)

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