search
とじる
トップ > その他 > 【雅道のサブカル見聞録】ついに専門雑誌創刊。アニソンはここまできた!

【雅道のサブカル見聞録】ついに専門雑誌創刊。アニソンはここまできた!

 不調が続く音楽業界。CD売り上げ枚数がミリオン越えを連発していたのはも〜過去の話。市場規模は縮小するばかりだ。しかし、そんな中でも好調を続けているジャンルがアニソン(アニメソング)。そんなアニソンのみに特化したアニメ音楽誌『リスアニ!』がソニー・マガジンズより創刊された。

 最近のアニソン躍進は目覚ましいもので、アニソンがオリコン上位を席巻するのは当たり前となっている。5月10日付けオリコンウィークリーチャートではTBS系で第二期が放送されているテレビアニメ『けいおん!!』のOP「GO! GO! MANIAC」とED「Listen!!」がランキングでキャラソンとしては初の1位、2位を独占するなど、このところの勢いは目を見張るものがある。同誌もその勢いを意識してか、表紙は『けいおん!』のキャラクターだ。

 同誌の内容としては、声優や音楽プロデューサー、アニソンを多く歌っている歌手やバンドグループを前面に押し出し、中川翔子など、どちらかといえば一般寄りの歌手の扱いは控えめの内容。新曲紹介だけではなくインタビュー文章が多めに掲載されており、その情報量はかなりのものだ。オタクっぽい雰囲気も控へめで、アーティスティックな方向性、さながら正統派の音楽雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」のようでもある。

 この雑誌の登場はアニソンが一つの音楽ジャンルとして認識されてきたことを示しているだろう。アニソンというものは昔から存在したが、ここまでアニメをメインに仕事をする歌手が多かった時代はなかった。また、声優にユニットを組ませて歌手活動をさせるのも今まではあまり重視されなかった新しい動きである。これからアニソンはさらに躍進していくはずだろう。

 ちなみに筆者は、今期のアニメソングでは、『迷い猫オーバーラン!」の「はっぴぃ にゅう にゅあ」がお気に入り。良く言えば昔ながらの“キャラソンぽいヘタウマな感じ”がツボである。(斎藤雅道)

関連記事

関連画像

もっと見る


その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ