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舞台「モリー先生との火曜日」で、心温まる二人芝居に挑戦。高橋和也に聞く!

 加藤健一事務所30周年記念ラスト公演、世界中が涙した感動のノンフィクション作品「モリー先生との火曜日」(2010年6月3日(木)〜15日(火)下北沢 本多劇場)に加藤演じるモリー先生に、さまざまな「人生の意味」を託される教え子ミッチを演じる高橋和也。「まじめでお稽古好き」と加藤に太鼓判を押された高橋にこの舞台の仕上がりと、見どころを聞いた。

 「モリー先生との火曜日」あらすじ、ルー・ゲーリック病(ALS)を患う大学時代の恩師モリー先生の元を訪れたミッチ(高橋)は、アメリカ全州に流れるスポーツニュースのライター。名声も収入も十分にあるはずの彼は、ある日テレビに出演するかつての恩師、モリー先生(加藤健一)に気づき、16年ぶりに彼の元を訪れる…。世界中が涙した感動のノンフィクション作品。

 コダイ:共演の加藤さんはどんな方ですか?
 高橋:子供の頃、「想い出づくり」というドラマに出ている加藤さんを観て「すごい役者さんだなぁ」と、思っていました。その加藤さんと共演できて、すごくうれしいです。最初は緊張しましたが稽古が進むうちにそれは無くなりました。

 コダイ:ちょうどお稽古の折り返し地点ですが「モリー先生との火曜日」の仕上がり具合は?
 高橋:最初の頃の緊張も解け、いまは順調です。自分自身のミッチ(高橋の役名)に重なる部分も見えてきました。

 コダイ:お稽古を見させてもらいましたが、お芝居の中のモリー先生とミッチはすごく仲が良くて、もう師弟愛を超えている関係に見えます。高橋さんと加藤さんの関係はどうでしょう。
 高橋:それに近いものはありますね。ずっと憧れていたので、師弟を超えた「愛」もあると思います。(ちょっと笑って)

 コダイ:加藤さんは、ずっと二人でしゃべりっぱなしなのでスタミナの維持に気をつけたいとおっしゃってます。高橋さんはいかがですか? セリフ以外はどんなシーンがありますか。
 高橋:はい。セリフの多い会話劇なので集中力とやはり体力も維持しないと…。会話以外にあと僕はピアニスト役という場面もあります。加藤さんはちょっとだけダンスをするシーンがあるのですが、それが可愛いんです。

 コダイ:ミッチはアメリカの人気スポーツライター、という役ですね。華やかな雰囲気が伝わってきました。お芝居の見どころは?
 高橋:前半のミッチは華やかなマスコミの世界で成功し、自分に足りないものは無いと信じている。しかし、モリー先生との授業の中で本当に大切なものは何かを見出していく後半は、人間としての内面が変わっていきます。この舞台を見た人は誰でもミッチのような気持ちになり、今の自分のあり方を考えるようになる。それが見どころだと思います。

 落ち着いて、すっかり大人の俳優に成長した彼が、尊敬する俳優・加藤健一と共演できることを少年のように喜ぶ。日々の多忙に追われるミッチがゆっくり時間をかけて自分をとりもどす姿は、華やかだった若い頃から一転、じっくり思考を重ねながらひとつの舞台をつくりあげる高橋さんの姿に重なる。かつての「男闘呼組」ファンたちは、今や子育てや責任ある仕事に追われ、最も忙しい世代だ。そんな人たちにもぜひ、見に来てほしい。

 「モリー先生との火曜日」は下北沢 本多劇場で2010年6月3日(木)〜15日(火)まで上演(お問合せ 加藤健一事務所まで)

(聞き手 コダイユキエ)

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