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愛知の無職男が盗んだ帯広ナンバー付け走行し御用!

 愛知県警岡崎署は5月7日、愛知県内で登録した自分の軽自動車に北海道の帯広ナンバーのプレートを付けて運転したとして、道路運送車両法違反などの疑いで無職・斉藤清照容疑者(64=同県岡崎市上和田町)を名古屋地検岡崎支部に送検した。

 斉藤容疑者は北海道出身で、「出身地のナンバーを付けたかった」と容疑を認めており、ナンバープレートは3月下旬に北海道に行った際に、スクラップ店から盗んだと供述している。

 送検容疑は5日午前11時5分頃、岡崎市城南町の市道で、ナンバーを付け替えた軽乗用車を、酒気帯び運転した疑い。

 同署によると、斉藤容疑者は同日、シートベルトを着用せずに市道を運転していた。パトカーに乗車していた署員が注意しようと車の停止を求めたところ、斉藤容疑者は逃走。約500メートル先で捕獲された。

 斉藤容疑者から酒の匂いがしたため、調べたところ、呼気1リットル中に0.15ミリグラムのアルコールが検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕された。

 同署に連行しようと、署員が斉藤容疑者の軽乗用車のナンバープレートを確認したところ、前部に正規の岡崎ナンバー、後部には帯広ナンバーが付いていた。同署は斉藤容疑者が自分でナンバープレートを付け替えたとみており、送検容疑に道路運送車両法違反が加わった。北海道でこのナンバープレートの盗難届が出ているかどうかは、現段階で不明だが、被害が確認されれば窃盗容疑で再逮捕される可能性がある。

 ゆがんだ郷土愛が生んだ、この事件。故郷を愛するのはいいが、法を犯してはいけません。
(蔵元英二)

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