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政権は菅首相に「仮免で運転」されたのか?

 菅直人首相の後援会会合での挨拶における「これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」とのコメントは、見事なまでに野党・マスコミを問わず激しい非難の的となった。

 菅首相は政権運営に関して、「運転免許」を例えに出した訳であるが、自動車の免許は大きく分けて「第一種運転免許」、「第二種運転免許」、「仮運転免許」の3つ。
 政権運営に運転免許の例えを用いるならば、菅首相が持っていなくてはならなかったのは「仮運転免許」ではなくて、一般に運転免許と呼ばれる、自動車や原付の運転に必要とされる「第一種運転免許」だろう。

 菅首相がこれまで仮免の身であったのなら、国家の舵取り(運転)に際して、指導員(ブレーン)を隣に据え、車の前後に付ける仮免許練習標識の様に「私は政権運営においてまだ練習中の身であります」とその身に分かりやすいプラカードでも下げなくてはならなかったのだろうか?
 そもそも、免許を持っている人、また取得すべく勉強されている方ならご存知の人も多いと思うが仮免許の段階では、指導員の同乗と車体の定められた位置への標識を取り付け、尚且つ運転行為が技能の練習の為のものでない場合は無免許運転であり、法によって罰せられてしまう。
 議会は断じて政の練習の場ではない。とは言え、政権運営には資格は必要ないし、未だかつて運転ならぬ政権運営が下手過ぎて罰せられた人間はいないのだが。

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