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“野球にわか”はいけないこと? 狩野英孝の疑問、「厳しすぎる古参ファン」の実情を浮き彫りに

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狩野英孝

 「野球ってさ、今まで全く知識無かったけど、急に応援したら怒られるの??w」、「応援したいと思う気持ちが、選手に微々たる事でも伝わり力になれれば嬉しい。そんな気持ちが怒られる・・汗」。

 15日に更新した自身のブログで、このようなことを綴ったのはお笑い芸人の狩野英孝。最近、楽天を応援し始めたという彼は、世間に対して素朴な疑問を投げかけた。

 宮城県栗原市の櫻田山神社宮司の息子として、同県で生まれ育った狩野。その彼がご当地球団である楽天のファンになるのは、極めて自然なことのようにも思われるが、「にわか」や「中途半端はやめろ」といった批判を浴びることも少なくないのだという。

 せっかく興味を持ってくれた“にわか”ファンに、既存ファンが心無い言葉を浴びせているというこの構図。今回の狩野に限らず、同様の状況を経験した人も多いことだろう。そして、この手の話題を見聞きするたびに、筆者はプロ野球の将来が心配になってくる。

 今月2日配信記事でも触れた通り、現在プロ野球の観客動員数は好調に推移している。もちろん、これはこれで喜ぶべきことなのだが、いつまでも増加傾向が続くとは限らない。

 今後も末永く人気を維持するために、絶対不可欠なのが“にわか”ファンの獲得。ファンの母数が増えれば、その分球場でお金を落としてくれる人や、SNS上で魅力を発信してくれる人が増え、それがまた人気の呼び水となるからだ。

 ところが、こうした“にわか”ファンを、一部の既存ファンは敵視し、頑なに新規参入を拒み続けている。本来なら、球界の発展を願うべきファンが、ファン同士で足を引っ張り合っているようでは、先細りによる人気低迷は避けられないと言わざるを得ない。

 知識・熱量の差を理由に、既存ファンが“にわか”ファンに物申したくなる理由は分からなくもない。しかし、そうした既存ファンの誰にも、“にわか”ファンだった時期があるはず。自分たちの過去を否定するような立ち振る舞いは、どちらにとってもメリットがないと思うのだが…。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
狩野英孝の公式ブログより
https://ameblo.jp/kanoaru/entry-12454373307.html?frm_src=thumb_module

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