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謎の蛇「ツチノコ」によく似た未確認生物がアルプスに生息していた?

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画像はイメージです。

 写真は1935年4月にドイツの大手日刊紙『ベルリナー・ツァイトゥング』に掲載されたという謎の生物の写真である。

 大きい顔、大きい口、つぶらな目に野太い体は日本のメジャー未確認生物「ツチノコ」に酷似している。

 山口敏太郎事務所は2014年8月にアルプス山脈に存在しているというツチノコに非常に酷似した蛇「タッツェルブルム」の写真を紹介した。

 今回の写真もドイツでは伝説の蛇・タッツェルブルムの正体ではないかと思われており、日本でささやかれている「タッツェルブルム=ツチノコ説」を裏付ける一つの可能性として貴重な資料といえる。

 さて、ツチノコの歴史であるが日本では1970年代に大ブームになったのは周知の通り。その後も目撃情報は絶えることなく日本全国さまざまな場所でツチノコの目撃情報がある。

 ツチノコがメジャーになったのは昭和の後期だが、明治・大正期に捕獲されたとする資料もある。

 また、ツチノコの語源は江戸時代に資料の残っている妖怪「野槌(ノヅチ)」が元とされている。野槌は口や目鼻、手脚のない蛇の妖怪とされており、顔らしき場所に大きな口があるのみで、柄のない槌のような形をしているため「ノヅチ」と呼ばれる。

 ツチノコは近年になって誕生した現代妖怪の一種とされるのだが、実はビジュアルが固まったのは1970年代と遅く、今回のタッツェルブルムのほうが歴史は古いのである。今回のタッツェルブルムも日本のツチノコ研究の大きな資料となるかもしれない。

 なお、余談ではあるが『妖怪ウォッチ』に登場する「ツチノコ」は日本のツチノコよりもタッツェルブルムのほうにビジュアルが近い(笑ったような顔、太った体など)。

 妖怪ウォッチブームの波に乗りタッツェルブルムも是非、知名度アップを図っていただきたい。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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