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史上初! 全12球団競合もあり得る「清宮幸太郎」ドラフト“怪物獲り”狂騒曲

 清宮幸太郎の史上初ドラフト12球団の全1位入札もあり得る。日本プロ野球のドラフト会議における最多球団指名競合選手は、1989年の野茂英雄(新日鉄堺)と、1990年の小池秀郎(亜細亜大)の8球団指名があるが、全12球団が指名というのは未だかつてない。

 西東京大会で“怪物”早稲田実業・清宮幸太郎の短い夏が終わった――。7月30日、高校野球の地区予選では異例となる“決勝戦の前売り”も行われ、満員のスタンドは怪物の打席に見入っていた。
 打率5割、4本塁打を放ち、改めて周囲にスターであることを証明した怪物は、9月1日から始まるU-18ワールドカップメンバーに招集される予定だ。そこで本塁打の記録更新となりそうだが、公式戦終了後、“NGワード”が解禁された。
 「詳細は聞けませんでしたが、進路に関する質問が許されたのです。『考えていない』と答えましたが、大会中『本人が迷っている』との情報も流れていた」(球界関係者)

 同大会準々決勝、日本学園戦のネット裏では、11球団が複数体制で怪物を視察していた。驚いたのは、ヤクルトの衣笠剛球団社長兼オーナー代行の姿もあったことだ。球団社長自ら地方大会に足を運ぶのは超異例。同社長は「(清宮指名を)ウチだけじゃないでしょ? 12球団が思っているから」と打ち明けた。史上初、12球団の1位入札の快挙もあるかもしれない。
 「彼がプロ入りを決心すれば、本当にあり得るかもしれません。今年のドラフトは社会人投手の当たり年なので、抽選に外れてもダメージは少ない。オリックス、阪神、巨人など競合を嫌う球団は『消極的な姿勢がチーム編成、営業面の両方を悪化させた』との反省があり、10年に1人出るか出ないかの怪物を獲りに行くとの姿勢をファンに示す必要があるでしょう」(同)
 ヤクルトも競合を嫌う側だった。その球団トップが「欲しい」と公言したのだから、12球団競合は可能性が高いと見るべきか。

 また、12球団は“別の有事”にも備え始めた。'09年の菊池雄星以来となる公開プレゼンも予想されているのだ。指定の日時、場所で、指名予定の球団が順番に説明&アピールしていく。その上で進学か、プロ入りかを判断してもらうものだ。
 ガラス張りの交渉は学校側も断る理由はない。当時、メジャー志望の強かった菊池を説得した実績もあるだけに、プロ側にとって、公開プレゼンは望むところ。
 「公開プレゼンとなれば、父・克幸氏も同席します。克幸氏と接点のある楽天の星野仙一副会長、ソフトバンクの王貞治会長らも乗り出すかも」(ベテラン記者)

 もし、12球団競合となると、12分の1の確率は約8.3%の低確率だ。それでも全球団は“怪物”清宮を獲りに来る!?

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