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東京湾岸署前14日“保釈から騒ぎ”ドキュメント

 警視庁東京湾岸署前では14日、酒井法子被告の保釈をめぐり報道陣が殺到、一時は200人以上のマスコミが集まったが、結局“空振り”に終わった。

 早朝から駆けつけた記者やカメラマンは午前10時過ぎ、100人近くまで膨れあがった。歩道にあふれる報道陣に対し午後11時、同署から歩行者の通路をあけるよう指示が出た。すかさず「きょうの保釈はありますか?」との質問が飛ぶが、「さあ、どうだろうねえ」と警察官。
 正午過ぎには「神の声で、本人(酒井被告)が出てくるかもしれない」との情報が流れ、緊張が高まる。普段は人通りの少ない同署前には野次馬数十人が出現。「滋賀県からお台場観光に来た。報道陣が多いので酒井法子が出てくるのではと思って」(年配の夫婦)、「何ごとかと思い見に来た」(近くの建築現場作業員)。しかし報道陣にも保釈の時間は読めず、本社との連絡などに追われる姿が目立った。

 午後4時、同署から通達があった。各社代表が集められ、いよいよかと色めき立ったが、「オーストラリア海軍が(湾岸署に)表敬訪問に来るので、あまり騒がないように」との業務連絡。一同笑みがこぼれる。
 午後4時半過ぎ、酒井被告保釈決定の情報が入った。テレビ関係者がリポートのチェックを始めるなどこの日3度目の緊張が走る。このときマスコミは総勢200人オーバー。ところがしばらくこう着状態が続き午後6時半、同署正門から現れたのは根本幸男署長。保釈があるのか、ないのか一斉に質問する報道陣に「わかんないんだよ」と告げると、車で帰宅。事実上、この日の保釈はなくなった。
 次第に報道陣は減り、午後8時過ぎ同署前には“あす(15日)の延長戦”に備えたカメラマンの脚立が計122個寂しく残された。

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