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今度は“無人コンビニ!?” いよいよ人間不要時代がやってくる

 買い物客が電子タグの付いた商品の入ったカゴを専用台に置くと、瞬時に値段が計算される。カゴをレジに置くだけで会計ができるので、消費者の利便性の体感度は圧倒的だ。

 経済産業省が『コンビニ電子タグ1000億枚宣言』を先頃発表した。経産省はコンビニ大手5社と協力し、電子的に商品情報を記憶したICタグを2025年までに、年1000億個とされるコンビニ全商品に取り付けることを目標として掲げた。
 「数年前からスーパーで普及し始めたセルフレジは、まず自分で商品のバーコードをスキャンし、読み取れたら袋に入れるという流れでした。バラ売りの野菜や果物などは、画面指示に従ってタッチ入力しなければならない店がほとんど。これを聞けば分かる通り、高齢の方にはかなり難しい作業です。教育のためなのか小さな子供にすべてやらせる親もいますし、目的の一つでもあった“レジ待ち時間解消”に効果があるどころではないケースも散見されました」(経済誌記者)

 一方、今回目指しているのは、店で扱う全商品に値段などの情報が書き込まれた電子タグを取り付けるというもので、一つずつスキャンする必要はない。
 「レジ業務が簡素化されることで、経営側も人件費の削減になるのと同時に、データを活用すれば棚卸しなどの商品管理の合理化なども推し進めることができます。今後、急速に普及することが考えられます」(同)

 となると、極端な話、未来は無人のコンビニが主流になるのかもしれない。
 「小売業界においてコンビニ業界の売上高は、今や百貨店業界を上回っていますから、これからも閉店と新規出店を繰り返しながら、そんな形態の店舗も増えていくと思います」(同)

 無人の店であっても、日本中どこへ行ってもコンビニがあるのはありがたい。ただ、不慣れな土地で見慣れた看板に入っても、いつもの制服を着た店員から「いらっしゃいませ」の声が聞こえないのは、それはそれで味気ないが…。
 しかし、またまた人間がいらない業種が増えていく。便利になることはいいことだが、人はこれからどうやって稼ぐの? 人間不要時代がやってくる。

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