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IT眼症に気をつけろ

 PCによる眼精疲労、はすっかりおなじみの症状になった。1998年に、PC画面凝視による眼精疲労は労災認定されており、“IT眼症”ともいわれ、以後変わらぬ社会問題になっている。 

 目が重く、めまいがする、こめかみが痛くなる等が特徴だ。
 「IT眼症には、時折悩まされています。酷い場合には吐き気やめまいが10日くらい続くので会社に行くのも難儀ですが、目を休めると自然に治るのでどうしても放置してしまいます。しかし、しかし視力は落ちているんですよね…」(40代会社員)
 という人も。非常に辛い病気であり、悩まされている人も多いだろう。同時に怖い病気でもあるのだ…。

 しかし、
 「IT眼症診療は、あくまで(自費での)“検診”であり、遠視、斜視、老眼等の目の病気が疑われれば、後日診察することになります」(神奈川歯科大学付属横浜研修センター横浜クリニック・眼科)
 ということ。

 そんなわけで、取材班も実践している以下の対処法を眼科医に聞いて確かめてみた。

 1、目頭から目じりまで指の腹でマッサージ。
 2、熱いタオルを5分、冷たいタオルを5分、目に乗せる。

 何もしないよりずっと楽になるのであるが…。
 「擦るのは、目に指が入る可能性があるし、効果的でもありません。また、熱いタオルは、溜まった疲労物質を血液循環を良くして運ぶ効果がありますし、冷たいタオルで目の機能のバランスを元に戻そうということでしょうが、いちいちそんなことはしていられないでしょう…。

 このIT眼症の原因は、PC画面までの数十センチの至近距離に目のピントを合わせ続けることや肩を動かさないことによって、身体が疲れてしまうことにこそあります。症状が起こったなと思ったら、まずは5分くらい休憩して、肩を動かしたり、腕を回すなどしてリラックスすることのほうがずっと効果があるはずです。

 IT眼症のもうひとつの原因は、光が目に入ると疲れるのです。よって部屋の明かりがガラスに反射していないか、それとPC画面に反射光が入っていないか、をチェックしてみてください。PC画面の角度を調節して反射光をなくし、明るすぎず暗すぎずといった自分に合った明るさの作業環境をみつければ症状の緩和効果が期待できるのではないでしょうか」(社団法人日本眼科医会・木曜電話相談の医師談)

 以上、早速ご参考あれ。

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