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<オリックス>福良監督「大したもん!」吉田正の逆転弾で仙台最終戦を連勝で締める

▽21日 オリックス 7-4 楽天(Koboパーク宮城)
オリックス8勝15敗1分 観衆 23,460人

 オリックスの先発は8月11日の楽天戦(京セラD)以来、勝ち星がない来日5年目のディクソン。現在8勝で初の二桁勝利に向けて負けられない試合だったが、今回も制球に苦しみ、福良監督は同点に追いつかれた3回でディクソンを諦めた。
打線は楽天先発で、こちらも7月19日の日本ハム戦(札幌D)以来、勝ち星がない岸に対して初回にロメロの第25号2ランで先制したものの、3回を除いて毎回三振の山を築いてしまう。しかし6回に山崎勝がセンターへツーベースヒットを放ち、ランナーを三塁に進めると岸が痛恨のワイルドピッチでなんとか1点勝ち越しに成功。7回に4番手ヘルメンがアマダーに第22号逆転2ランを許すも、8回に楽天のミスを突き、二死1.3塁の場面から吉田正が右中間スタンドに飛び込む第12号3ランで、再び試合をひっくり返し、5安打9三振に抑えられていた岸をマウンドから引きずり降ろす。9回にはマレーロの第18号ソロでさらに突き放し、近藤、平野の必勝リレーで逃げ切り、オリックスは今季仙台での最終試合を勝利で締めた。勝ちはヘルメンで2勝(0敗)。8日から本拠地を離れ長期ロード中のオリックスだが、22日に所沢へ移動。23日からロード最後となる西武との2連戦(メットライフD)を迎える。

■福良淳一監督 一問一答

ーー(吉田)正尚ですが…

「いいところで打ってくれました。そこまで合ってなかったんですけどね。いい仕事をしてくれました」

ーー最近、結果が出てなかったが、最近の打撃の内容は?

「あんまり良くなかったんですけどね。ああいうところで打つんですから、大したもんですよ。集中力もあるしね」

ーー岸を相手になかなか…

「難しかったんですけどね。きょうも良かっただけにですね」

ーー(山崎)勝己の打席の粘りは?

「大きいですよ。あのフォアボールも。あそこから逆転出来たわけですからね。そういうとこですね。若い選手がどう見るか。自分がやるべきことですよね。打席で。(キャッチャーの打席は)3つしかないわけですから。あそこは勝己はとにかく集中したんやないですか」

ーー学んでほしい?

「そうですね。若い選手があれを見てですね」

ーーディクソンは悪い内容が続いているが?

「どうしたんですかね。今、ピッチングコーチと話したんですけど、次までに修正出来るのか?違うピッチャーを考えるのかというとこやないですか」

ーーきょうに関してはあそこがいっぱいいっぱい?

「いっぱいいっぱいでしょう。ストライクとボールがハッキリしているし、ストライクを取るボールもなかなか見当たらないという中で、勝己はあそこまでよう頑張ってくれたんですけどね。あそこがいっぱいやないですか」

ーーリリーフ陣はヘルメンが打たれましたが?

「そうですね。まあ(近藤)大亮も平野もいい仕事をしてくれました」

■選手談話

吉田正尚選手
※8回2死1、3塁から右中間スタンドへ12号逆転3ランホームラン
「打ったのはまっすぐです。追い込まれていましたが、前の打席までやられていましたし、“ここ”というチャンスだったので、なんとかしたいと思っていました。少し詰まったんですが、一番いい結果になってくれてよかったです」

ステフェン・ロメロ選手
※1回2死1塁からレフトスタンドへ25号先制2ランホームラン
「打ったのはストレート。少し先だったし、切れるかなとも思ったんだけど、なんとかそのままいってくれたね!とにかく先制できてよかったよ」

ブランドン・ディクソン投手
先発3回を4安打、2失点の内容
「なんとか粘りたかった」

取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)

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