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【週刊テレビ時評】清原効果で「キンスマ」視聴率が急上昇! NHK大河ドラマ「花燃ゆ」はワースト更新

 昨年3月に薬物疑惑を報じられたことで、テレビ局からのオファーがパッタリ止まった元プロ野球選手の清原和博氏。同年9月には離婚を発表するなど、マイナスイメージが強くなり、表舞台から消えていたが、4月3日に放送された「中居正広のキンスマスペシャル」(TBS/午後9時〜10時54分)で約1年ぶりにテレビ出演。

 同番組の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は16.4%まで跳ね上がった。「中居正広の金曜日のスマたちへ」の前4週の平均は10.8%で、今回の清原スペシャルは大きく視聴率アップに貢献した。

 久しぶりのテレビ出演とあって、注目度が高まった結果と思われ、改めてその存在感を示すことになったが、現状、野球評論家としての活動も全くしておらず、これを機にテレビタレントとしての再生はなるのか?

 3月30日に放送開始したNHK連続テレビ小説「まれ」(月〜土曜午前8時〜/土屋太鳳主演)は初回=21.2%の好発進。第2話(同31日)=21.3%、第3話(4月1日)=20.7%、第4話(同2日)=22.3%と大台をキープしたが、第5話(同3日)、第6話(同4日)はいずれも18.9%と20%割れした。

 週平均は20.6%と好スタート。第1週で主人公の津村希(まれ)は子役の松本来夢が演じたが、第2週より、いよいよヒロインの土屋が登場。真価が問われるのは、第2週以降といえよう。

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜午後8時〜)第14話(同5日)は11.2%で、第7話(2月15日)の11.6%を下回り、過去ワースト記録を更新。前週の第13話(3月29日)の11.7%に続き、2週連続の11%台で、さらに厳しい状況となった。

 また、まだ開幕したばかりだというのに、4月1日水曜にTBSが放送したプロ野球・中日対巨人戦は4.7%で、まさかの5%割れ。今季も地上波でのプロ野球中継は少ないが、こんな低視聴率が続くようなら、地上波での放送を取りやめてBSでの放送に変更する試合も増えてきそうな気配だ。

(坂本太郎)

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