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昨年の大みそかに実現したSMAP・中居のキスシーン

 大みそかに展開される、苛烈なテレビ合戦。日本の風物詩である『NHK紅白歌合戦』と同じく、すっかり定着してきたのが日本テレビ系の“ダウンタウンの大晦日年越しスペシャル!! 絶対に笑ってはいけない”シリーズだ。11年目を迎えた今回は、“絶対に笑ってはいけない科学博士24時”。これまでに学校・警察・病院・新聞社・ホテルなどで笑いのトラップがかけられてきたが、同番組でしか実現しない“迷企画”や意外な人物は、どれもが視聴者の想像をはるかに超える。

 近年でもっとも度胆を抜かれたのは、シリーズ史上初のゲストプレイヤーとして15年の“名探偵24時”に参戦したSMAP・中居正広だろう。周知のとおりSMAPは昨年まで、裏番組の“紅白”の常連歌手。芸能界のルールとして、地上波の同時間帯に同じタレントが出演するのはタブーとされているため、中居が新人探偵でやってきたときは、ネットが騒然とした。さらに、主演ドラマでも拒否しているキスシーンを、おかずクラブ・オカリナ相手にしてしまう始末。最終的には、“紅白”がはじまる19時15分にさりげなく姿を消したが、このわずかな出演時間で、中居は男の株を上げたといえる。

 同年には、レギュラーメンバーの月亭方正がプロレスラー・蝶野正洋からビンタを食らう恒例シーンが、ダウンタウン・浜田雅功にすり替わるか…と思わせる場面も見られた。結果的には、手の込んだ手法で月亭に落ちついたが、蝶野には、一度だけココリコ・田中直樹にしたことはあるが、月亭以外にはしないポリシーがある。“笑ってはいけない”効果で、番組やイベントでビンタのオファーが多いが、いまだ現役の蝶野は「事故が起こってはいけない」と断固として拒否。「信頼関係ができあがっている」月亭だけと、決めているのだ。

 いっぽう、同じくレギュラーのココリコ・遠藤章造は、身ぐるみをはがされる役回り。12年の“熱血教師24時”では、両親と弟、元妻でタレント・千秋がドッキリ出演。その目の前で、複数の女性に「調教してほちぃ?」、「料理をつくってほちぃ」という幼児言葉で、モデル美女に「今度調教しちゃおっかな」というメールを送信していたことをバラされた。さらに、実際に口説いた美人料理研究家・森崎友紀が登場。彼女がいても浮気をするなどを、千秋の口からも暴露されている。

 民放トップの視聴率を堅守している人気シリーズ。今年はどんな伏兵とトラップが待ち構えているのか。期待が高まる。

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