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『NMB48 Live House Tour 2016』3月30日Zepp Nambaライブレポート

 NMB48は2月22日から『NMB48 Live House Tour 2016』と題したツアーがスタートした。今ツアーはチームごとに全国各地を回り、それぞれのチームが内容を考え、独自のカラーを打ち出していくコンサートである。

 そのコンサートは、札幌でのチームNを皮切りに、これまで12公演が行われた。その最終公演として3月30・31日に、Zepp Nambaに全チームが集まり、ツアーの集大成となるコンサートの開催となった。そのコンサートは、4月11日に卒業する西村愛華の卒業コンサートでもあり、会場はスタート前から「あいか」コールが響き渡っていた。幕が開くと西村がセンターに立ち、元研究生たちが揃っていた。記念すべき1曲目は『青春ガールズ』だった。西村は2013年2月1日に、研究生としてステージに立ったのだが、その時に研究生のみで公演を行っていたのが『青春ガールズ』公演である。その公演の1曲目を歌うなんて誰が予想できただろうか? いきなりイイ意味で予想を裏切る楽曲からスタートになった。さらにチームMの『みなさんもご一緒に』、チームBIIの『会いたかった』と続くのだが、『みなさんもご一緒に』と『会いたかった』は、研究生時代にアンダーとして出演していた時に歌っていた楽曲である。さらに『誰かのために』をメンバー全員で歌うのだが、当時チームNが『誰かのために』公演を行っている最中に、西村が正規メンバーに昇格したことで、西村にとって大切な曲である。

 予想外の形で幕明けとなったが、さらに驚きは続いた。かつて山田菜々が卒業する時に山本彩と2人で歌った『友達』を同期で仲良しの中野麗来とデュエット、さらに『雨の動物園』『この世界が雪の中に埋もれる前に』など西村のゆかりのある楽曲のオンパレードだった。このコンサートで常にステージに立っていた西村は、シングルメドレーでも圧巻な存在感を見せてくれた。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、最後の曲となってしまった。最後は全員で『イビサガール』を歌い無情にもコンサートの幕は閉じてしまった。

 しかしここで終わらせる訳にはいかない。そこで会場から女性ファンによる西村に対する愛情たっぷりの口上があり、「あいか」コールが会場に響き渡った。そのコールに応えてステージには何と西村がひとり登場し、今の気持ちを話してくれた。「私は3年前に2か月という短い期間でチームNに昇格させてもらいました。しかし当時は昇格という重みをわからないままで、その時は不安が大きくて、自分をどうやって出していいのかわからず公演に出てました。その後にオリジナル公演もやらしてもらいました。そこまでやらしてもらって私は本当に幸せ者だと感じました。でも辛い時にいつも支えてくれたのは、家族だったり友達だったり先生だったりチームNの先輩だったり4期生の同期やメンバーでした。応援して下さった皆さんのお陰で、私は3年間NMB48として活動することができました。本当に皆さんありがとうございます」と語った。

 そこでしんみりすることなく西村の強い言葉の後は、アンコールとして『転がる石になれ』『約束よ』を披露。どちらも研究生公演の時に歌っていた曲である。しかも元研究生のみの披露であり、当時を知る人にとっては涙が出るほど嬉しい楽曲チョイスだ。そして最後は『青春のラップタイム』で幕を閉じるのだが、間髪入れずダブルアンコールの声がかかった。そのダブルアンコールでは、西村が初めて選抜メンバーに選ばれた『らしくない』を披露。そして本当の最後はNMB48のご当地ソングの『NMB48』を全員で歌い、コンサートの幕は閉じた。

 西村のNMB48での歴史がギュッと詰まったコンサートになり、西村ワールド全開の最高なコンサートだったのではないかと思う。ツアーは本日が最後になるが、千秋楽は梅田彩佳の卒業コンサートとして開催されるので、こちらも目が離れない歴史的なコンサートになることは間違い無いだろう。

取材/ブレーメン大島 (C)NMB48

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