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2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(阪神編)

 球団創設80周年のメモリアルを大団円で飾るための課題は、はっきりしている。先発の5、6番手を“作ること”だ。
 候補は一軍キャンプに抜擢された秋山拓巳、2年目の岩貞裕太。本来なら、ドライチの横山雄哉もここに加わっていなければならないが、新人自主トレから別メニューが続いており、一軍合流は早くても交流戦あたりではないだろうか。

 だが、こんな見方もできる。宜野湾キャンプを訪れたプロ野球解説者、ライバル球団スコアラーが必ず口にしていたのが、「中継ぎ陣のパワーアップ」。安藤優也、福原忍を中心とするのは変わらないが、榎田大樹、実績のある松田遼馬、さらに岩本輝、金田和之が加わり、最初からリリーバーのつもりで調整していた。ドラフト2位・石崎剛も同様だ。石崎の直球は重量感がある。コントロールは“暴れ馬”だが、安藤、福原という“技巧派タイプ”とは異なるタイプなので、「安藤−石崎−福原」といった継投をされると、相手チームを翻弄するだろう。ここに左の榎田、高宮和也もおり、支配下登録を勝ち取った島本浩也(22=左投左打)もいる。ブルペンは左のリリーバーを3人も持つ贅沢な布陣となった。9回の最後は呉昇桓が控えている。
 藤浪、能見、メッセンジャー、岩田で50勝前後の計算は立つ。先発5、6番手が5回まで投げれば、中継ぎ陣で勝ち星を積み上げて行けるのではないだろうか。

 藤浪の投球モーションがちょっと変わった。昨季までは投げるときに顔をしかめ、全力投球していた。今季は“脱力投法”である。前田健太(広島)との合同自主トレで学んだとされるが、まだ自分のものにしていないような印象を受けた。キャンプ中盤では判断できないが、球速があまり出ていないような印象も受けた。藤浪の勝ち星が伸び悩むと厄介なことになるが…。
 プロ野球解説者の多くが挙げる「藤浪が一流になる課題」は、守備力を磨くことだ。バント処理などのフィールディング、ベースカバーを含めたピックオフの動作がちょっと遅いのだ。こちらはまだ解消されていない。これまでは走者を背負った場面で、藤浪は力勝負でバッターをねじ伏せてきた。脱力投法が彼に合わないとなれば、大量失点を食らう危険性がある。優勝のキーマンは藤浪の脱力投法がどこまで通用するかだろう。

 主将・鳥谷敬の残留が決定したことで、守備陣に大きな変動はない。「上本対西岡」の正二塁手争いだが、メスを入れた右肘の影響もあってか、西岡がやや抑えているような印象も受けた。チーム関係者によれば、和田豊監督は、「1番・鳥谷、3番・西岡」の打順構想を抱いているという。西岡が二遊間にこだわるのならば、上本は三塁を守る準備もしておかなければならないが、守備練習では二塁でしかノックを受けていなかった。三塁は今成が守るようだが、阪神打線の中核はマートン、ゴメスの両外国人選手が担っている。マートンは6年目であり、「相手チームに研究されて打てなくなる」というレベルではない。来日がまた遅れたゴメスの仕上がり具合が気になるだけに、ゴメスの代わりに今成が一塁を守る場合に備え、『三塁・上本』の準備も進めていた方が良いのではないだろうか。

 打撃練習では陽川、江越、そして福留が目立っていた。福留が1年を通してスタメン出場してくれれば、両外国人が四球で歩かされても得点効力は落ちない。北條、西田の若手もハツラツとした動きを見せていた。福留がお疲れモードに入ったときは江越がその代役を務めるとして、ゴメスが機能しなかった際は『一塁・今成、三塁・陽川』の布陣も考えられる。和田監督は上本をどう使って来るのか、陽川、江越、北条、西田がオープン戦で結果を出せば、補強に成功した広島、昨季覇者の巨人と互角以上の戦いができるのだが…。

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