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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/20東京・6/21函館)

 今週デビューの注目馬は、6月20日(土)東京第5R芝1600m戦に出走予定のプロディガルサン。馬名の由来は「放蕩息子」。牡、鹿毛、2013年2月22日生。美浦・国枝栄厩舎。父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母父Storm Cat 。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は金子ホールディングス。2014年セレクトセール1歳市場において1億9440万円で落札された。2歳上の全兄は13年イスラボニータが勝った東京スポーツ杯2歳S(GIII)で4着となり、現在までに4勝を挙げているラングレーや、本年の共同通信杯(GIII)で史上初のデビュー2戦目で勝利を挙げ、皐月賞(GI)2着、日本ダービー(GI)4着に入った1つ上の全兄リアルスティールがいる。本馬も上2頭同様、非常にバランスが良く、しなやかでゴムまりのような筋肉が付いている。繋ぎの角度、柔軟性がほど良く、極上のキレを発揮するだろう。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。

 2頭目の注目馬は、6月21日(日)函館第5R芝1200m戦に出走予定のオデュッセウス。馬名の由来は「ギリシャ神話の英雄の一人」。牡、鹿毛、2013年3月8日生。美浦・手塚貴久厩舎。父ファルブラヴ、母ライツェント、母父スペシャルウィーク。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はユアストーリー。2014年セレクトセール1歳市場において2052万円で落札された。近親には09年日本ダービー(GI)を勝ったロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)がおり、伯父には12年ダイオライト記念(Jpn II)など重賞4勝を挙げたランフォルセ(父シンボリクリスエス)や、叔父には11年アーリントンC(GIII)、13年カペラS(GIII)など重賞を6勝しているノーザンリバー(父アグネスタキオン)がいる活力ある牝系。本馬の顔つきは母父スペシャルウィークが出ているが、全体的なシルエットは父ファルブラヴ似。どっしりとした腹袋をしており、筋肉量も豊富。頸が太く短め、重心が低く長い距離よりも短い距離での活躍が見込める。なお、鞍上には岩田康誠騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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