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男と女の官能事件簿 同棲相手を殺害し頭部を切断した歯科助手の女性(2)

 神奈川県大磯町のアパートで、会社員の奥田正哉さんが頭部を切断された遺体で発見された事件で、同棲相手だった歯科助手の相原芳美が逮捕されたのは、事件発覚から2日後の午前中のことだった。

 芳美は小田原市内の高校を卒業後、2001年頃から大磯町内にある歯科医院で歯科助手として働くようになる。高校時代もとくに問題などはなく過ごしていたらしい。友人も多く、カラオケなどが好きな明るい高校生だったという。
 歯科医院での勤務もまじめで、口数は多いほうではなかったようだが、常識的で会話やあいさつもキチンとできる、ごく普通の女性であった。医院のスタッフや来院する患者たちからも、一様に信頼されていたという。

 一方、奥田さんは、やはり2001年頃に交際していた女性が妊娠し、いわゆる「できちゃった結婚」をする。横浜市内に新居を構え、子供も無事に生まれたものの、どうやら結婚生活はうまくいかなかったようで、2003年に離婚する。
 その後、実家のある厚木に引っ越してきた。芳美と出会ったのは、どうやらその頃らしい。
 そして、交際を始めた奥田さんと芳美は、2004年の9月頃から同棲を始めたらしい。

 同棲というと、一方がもう一方の住まいに転がり込むというケースがよく見られるが、2人の場合はわざわざアパートを新規に契約して同棲生活を開始したという。
 しかも、アパートの契約は、芳美が行ったとみられている。もともと芳美は地元であり、彼女の実家は2人が住んでいた、つまり事件のあったアパートからクルマでわずか15分程度の場所にあった。あえてアパート暮らしを選ぶほど、芳美は奥田さんとの生活に期待していたのだろうか。
 当初は、同棲生活も順調だったようだ。だが、しだいに問題が表面化していく。
 まず、同棲を始めた頃には、奥田さんは定職についておらず、収入がほとんどない状態だった。そのため、生活費は芳美がほとんど出していた状態だった。
 それでも、奥田さんはなかなか職につこうとしない。その上、趣味のサーフィンには頻繁に出かけていた。
 そんな状態を、歯科助手の給料だけでまかなうのは困難だった。そこで芳美は、同棲開始直後から平塚や厚木のキャバクラで働くようになる。
 昼も夜も働く芳美に対して、奥田さんはヒモのような暮らしを続けていた。(つづく)

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