search
とじる
トップ > ミステリー > エリア51の発光現象は光無線通信だった?

エリア51の発光現象は光無線通信だった?

pic pic

画像はイメージです。

 ナチス・ドイツが空飛ぶ円盤の開発を進めており、第二次世界大戦末期にはほぼ実用段階に至っていたことは、オカルトマニアの常識といえよう。また、その技術情報や技術者を獲得した米空軍が戦後に開発を進め、有名なエリア51では試作機がさまざまなテストを行っていたことも周知の事実である。そして、エリア51周辺では怪しげな発光現象が繰り返し目撃されており、解明されざる謎として知られていた。しかし、その発光現象について、ひとつの興味深い仮説が提示されたのである。

 まず、その仮説によれば謎の発光現象とは光無線通信によるもので、過去(恐らくは1940年代後半)から未来の何者か(例えば時空超越実験を行う工作員や、その時代に生きる協力者)へ向けた通信だとされている。光無線通信とは、赤外線や可視光線を用いた無線通信手段のひとつで、光の明滅でやりとりする光信号とは全く異なる。音声などの情報を光へ変調して送受信するもので、使用状況は無線電話のようにも見える。

 光無線通信は第二次世界大戦前から存在しており、ナチス・ドイツや旧日本軍は光学会話装置あるいは携帯光電話として部隊へ配備、運用していた。また、光無線通信は現在のレーザ通信や光リモコンの母体となった技術でもあり、無線のように周波数帯の束縛を受けないことと、傍受が事実上不可能(受信者と同じ場所で傍受しなければならない)ことから、現在でも有用な通信手段として運用され続けている。

 エリア51の発光現象で光無線通信説が注目されるのは、時空を超越して交信可能な手段としての光無線通信を打ち出した点で、これまでになくロマンティックでありながら、同時にもっともらしさも兼ね備えているのだ。論者は発光現象が確認された地点と1940年代当時の状況を照合すれば仮説の正しさが立証されるとしているようだが、なにをどう照合すれば良いのかについては全くわからない。

 とはいえ、エリア51周辺では実際に米政府や関係者がさまざまな機器を用いて監視、あるいは通信しており、その相手が過去や未来の何者かであると空想の翼を広げるのは、なかなか楽しいことでもある。

(了)

関連記事


ミステリー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

ミステリー→

もっと見る→

注目タグ