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メインイベントは『大いなる賭け』 9月18日STYLE-E新木場1st RING大会は293名の大観衆を集める!

 「今日は不完全燃焼」。大一番終了後、STYLE-E無差別級王者である竹田誠志はこう語った。
 当日のメインイベント、実は大いなる賭けであった。怪我による欠場からこの日が復帰戦となった竹田。しかも所属団体であるSTYLE-Eが命運をかけた新木場大会のトリ。対戦相手もキャリア的にはまだ若い安部捨丸。果たしてこの両雄の対戦がメインとなる新木場大会を満員にできるのだろうか?
 結果は、293名という団体新記録の観客動員数として現れた。18時30分の開場時間前に列を作った観客は、新木場にあるコンビニの前近くまで伸びたという。毎月第三土曜日に現れるSTYLE-E行列はここまで来た。

 メインイベント、竹田と安部の間で争われたSTYLE-E認定無差別級選手権試合。先に入場する安部、その後に続く獅子一色の面々。最後に姿を現したのは何と獅子王大家慶次郎であった。怪我のため長期欠場中だった獅子王の登場に観客は大歓声で応える。安部の背中をパチン!と叩き気合を入れる大家。貰った気合を放出するかのように雄叫びを上げる安部捨丸。一方負傷した左目に眼帯を施し入場した王者竹田。試合を終えた仲間達、田村和宏・柴田正人・玲央、そしてこの日第1試合でデビュー戦を行った那須晃太郎。他の選手も一斉にリングサイドを囲む。異様な中でのメインイベントとなった。
 10.9.20コーナーに戻ろうとした竹田の背後を急襲した安部。場外に竹田を放り出すと先制のトペ・コンヒーロを炸裂させる。その後も場外戦でペースを握った安部は、場内に竹田を戻すと負傷箇所の左目を狙う作戦に出る。低空ドロップキック、アームロックを極めながら眼帯の上から拳を突きつける。スタンドの状態となった竹田は逆襲のスピア。眼帯を外して放り投げる。もう小細工はいらないとばかりに両雄共に技と技を競い合う。
 エプロンでの攻防、竹田は安部のどてっ腹にソバットをぶち込み、パワーボムの体勢で持ち上げてそのままエプロンに安部を叩き付ける破天荒な攻撃を見せた。仕掛けた竹田にも、受けた安部にも大きなダメージが残り、カウント18で安部をリング内に戻す竹田。座った状態での張り手のラリーから立ち上がった両雄。ラリアットを狙った竹田に絡み付き、挑戦権をもぎ取った焙烙玉(ほうろくたま=腕と足をクラッチして丸め込む技)で大逆転を狙った安部だが、竹田はカウント2で跳ね返す。ロープワークの中竹田の投げっ放しジャーマン。走りこんでのロッキンボ(膝蹴り)から国体一回戦スラム。ジャーマンを狙った竹田だが安部が踏ん張る。走りこんだ竹田を再度焙烙玉で丸め込んだが、返した竹田が直後に膝を叩き付ける。
 満を持して落差十分のジャーマン・スープレックス・ホールドを決めた竹田。カウント2で安部がキックアウトすると、髪の毛を掴んで引きずり起こす竹田。安部の執念を打ち砕いたのはフィニッシュのドラゴン・スープレックスだった。諸手を挙げて勝ち名乗りを受ける竹田に対し、敗れた安部、そして獅子一色は無言のままリングを去って行った。

 「安部と俺、この試合がSTYLE-Eなんです」。満員の観衆に対して、マイクでこう語った竹田。そして「STYLE-Eは、もう『どインディー』じゃねぇよ! 次は新宿FACE、後楽園、両国、東京ドームまで行ってやるーっ!!」。この日の観客の気持ちを代弁するような竹田の叫びに、一斉に拍手で応える観衆。 STYLE-Eの航路はまた始まるのだ。

 セミファイナルでは、ZERO1の大谷晋二郎と『ミスターSTYLE-E』田村和宏が対戦。熱い男同士の対抗戦となったこの試合。大谷の差し出した手をパチン!と叩いて握手を拒否した田村。「熱さを伝授して欲しい、胸を貸して欲しいって気持ちで来るなら、申し訳ないけど短時間で叩き潰す」と戦前に語っていた大谷の言葉を受け止めたのか、田村もまた対抗戦という意識の下戦いに挑んだ。
 掟破りの逆顔面ウォッシュ、アックスボンバー、雪崩式フランケンシュタイナー、そして決め技であるミノルスペシャルと、大谷の体に“田村和宏”を刻み込んでいったが、「大きすぎる壁」と試合後呟いたように、大谷晋二郎という男は田村和宏の前に立ちはだかった。攻勢に出ようとする田村の勢いを止めたフロント・ハイキックや急角度のバックドロップが容赦なく田村に襲い掛かる。最後は空中で田村の体を旋回させて、スパイラルボム一発で3カウントを奪っていった大谷だった。
 試合後田村は「大谷さん、プロレスの教科書に『STYLE-E』って団体ありますか?」と尋ねる。「いきなり言うなよ、ページが被ったらやばいんだよ…」とつぶやいた大谷だったが、「プロレスの教科書388ページ。今日の思いを忘れなければ、STYLE-Eは必ず近い将来、後楽園ホールに進出する! 一つ付け加えます。その時は大谷晋二郎にオファーを忘れずに!」と締めた。

 観客の期待を裏切ったスパーク青木救出劇、西調布妖怪組合の初試合、関東の「だいすけ」と久保田ブラザーズの戦い、そしてSTYLE-Eの新たなる力・那須晃太郎のデビューと、初の新木場上陸で想像以上のインパクトを残したSTYLE-E。だが「本調子ではなかった」メインの内容をぶち破り、更に一歩踏み出さない限りSTYLE-Eは「インディー団体」の枠から出る事はできない。

 「DDTさんが一年後の両国大会を告知しましたが、ウチはまだそれができない状態です」と試合後語った田村和宏の言葉。それが今のSTYLE-Eを物語っていると言っても過言ではないだろう。しかし、彼らの目は常に前を向き、次の目標を見据えているのも確かだ。まずはお膝元の西調布格闘技アリーナでの最高観客動員数を更新する事、次回大会から復活する『E-1クライマックス』の成功。次々と降りかかる難題を一つずつクリアーできたその時、STYLE-Eは次のステップに踏み出す事ができるであろう。
 成功したからといって足踏みをするな! 西調布から全国に広がる架け橋となれ!!

(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))

◆『来たぞ新木場!〜STYLE-Eワールド2010』
2010年9月18日(土)
会場:東京・新木場1st RING(観客293名=超満員札止め)

<メインイベント STYLE-E認定無差別級選手権試合 60分1本勝負>

○(王者)竹田誠志(12分46秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド)●(挑戦者)安部捨丸
※第7代王者竹田が2度目の防衛に成功

<セミファイナル This is STYLE-E〜西調布一熱い男vs.世界一熱い男〜 シングルマッチ 60分1本勝負>
○大谷晋二郎【ZERO1】(16分21秒 エビ固め)●田村和宏 ※スパイラルボム

<第4試合 スパーク救出大作戦!〜忍術『爆破の術』を阻止せよ〜 タッグマッチ 制限時間10分>
○柴田正人&末吉利啓【アライヴ】(8分59秒 救出成功)●猿飛恭介&服部祥一with獅子丸

<第3試合 獅子一色vs.西調布妖怪組合〜伝説の妖怪ミミミのMI太郎現る〜 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○藤田MI太郎&アミゴの親父&砂かけCHANGO(12分38秒 片エビ固め)趙雲“骨”子龍&駆動“愛”兼続&●独眼竜・潤 ※サスケだましセグウェイ

<第2試合 東京の『DAISUKE』vs.名古屋の悪双子 タッグマッチ 20分1本勝負>
○佐々木大輔&ダイスケ【ガッツワールド】(8分38秒 片エビ固め)ヤス久保田&●ヒデ久保田
※NOW OR NEVER(変形リバースDDT)

<第1試合 STYLE-Eフレッシュファイト〜那須晃太郎デビュー戦〜 6人タッグマッチ 15分1本勝負>
○高尾蒼馬【DDT】&妻木洋夫【ユニオン】&玲央(9分47秒 逆片エビ固め)山田太郎【666】&吉野達彦【ガッツワールド】&●那須晃太郎

◆STYLE-E次回大会:2010年10月16日(土)東京・西調布格闘技アリーナ

詳細はSTYLE-Eオフィシャルホームページ http://www.style-e.net/
携帯版ホームページは http://www.style-e.net/mobile/ まで。

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