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NMB48アリーナツアー 愛知県体育館1日目レポート

 『NMB48 Arena Tour 2015 〜遠くにいても〜』と題したNMB48にとって初となるアリーナツアーが、2月3日に大坂城ホールからスタートした。初日は地元の大阪ということもあり、最高潮の盛り上がりを見せてくれた。今回は大阪に続いて愛知県でコンサートを行ったのだが、愛知県はSKE48のお膝元ということもある。しかしNMB48にはアウェイ感などなく、何時でも何処でも楽しく可愛くストイックなステージを魅せてくれるのが魅力である。しかも今回はSKE48と兼任している高柳明音が、このコンサートに出演していることもあり、楽しみは膨らむばかりだ。

 当然のことながら期待に胸を膨らますファンも多く、開演前に薮下柊の影アナが流れただけでも歓声が沸き、客席から「しゅうちゃ〜ん」コールが連呼され、既に会場のテンションはマックス状態になっている。高いテンションのままコンサートはスタートした。コンサートは『青春のラップタイム』からのスタートした。そして『てっぺんとったんで』『イビサガール』といきなりキラーチューンの3連コンボ。もう盛り上がらない訳が無い。

 一気に加速して序盤から盛り上がりのピークに突入した感じだが、ここでAKB48グループの誕生日ソングとしてもお馴染みの『涙サプライズ』がいきなり会場に流れてきた。2月17日はゆきつんこと東由樹の19歳の誕生日である。メンバーそして集まったファン全員で『ハッピーバースデー』の大合唱。そこで急遽サプライズとして生誕祭が行われた。ゆきつんは19歳の決意として趣味でもあるカメラ撮影を活かして『ゆきつんカメラ写真集』の出版をしたいとアピールした。

 和やかな雰囲気で進行された生誕祭の後は、NMBらしいパワフルな楽曲が続き、ここでコンサートのひとつの山場に突入した。この時のトークはAKB48と兼任の柏木由紀とSKE48と兼任の高柳明音とHKT48と兼任の村重杏奈が登場した。SKE48の高柳のホームということで、高柳のトークが中心に展開されたのだが、ここで高柳は5年前にNMB48が結成した当初に、SKE48のコンサートステージにドラマ『マジすか学園』の格好をして乱入したことを話しだし、当時を振り返った。トークが佳境に入ったところで『マジジョテッペンブルース』のイントロが流れ、ヤンキースタイルのNMB48のメンバーが登場。5年前を思い出させてくれるような展開で、当時を知るファンにとっては最高の流れである。知らないファンには新鮮さがあり、NMB48の新たな一面が見れた瞬間とも言える。

 今回は予想すらできなかったのが、影アナを担当した薮下柊が、AKB48の渡辺麻友のソロ曲『ラッパ練習中』を歌ったこと。まさかの抜擢にファンは驚きを隠せなかった。こういう予想を覆す流れを展開はNMB48ならではであり、ファンに良い意味で刺激を与えてくれる。さらに刺激といえば、3月31日にSKE48と同時発売で、全面対決として話題の新曲『Don't look back』をファンの前で初披露。この新曲のセンターには、4月に卒業が決まっている山田菜々が担当している。山田のためにも今後のNMB48のためにも負けられない戦いである。その山田も気合が入り、エースの山本彩とともに勝負をかけている気迫が感じられた。2人は1期メンバーの同期であり戦友であり、その2人の力は無限のパワーを持っている。そのパワーの集大成が、2人で歌う『友達』である。さらに山本はソロ曲『ひといきつきながら』でしっとりと聞かせてくれた。終盤になると怒涛のアゲアゲタイムに突入し、『バンキッシュ』『HA!』『カモネギックス』『高嶺の林檎』『ナギイチ』『僕らのユリイカ』を一気に歌い上げ、最後は『届かなそうで届くもの』でコンサートの幕は閉じた。

 アンコールの時に場内が暗転すると、誕生日の東由樹にちなんで「ゆきつん」コールの大合唱が巻き起こり、その期待に応えゆきつんを筆頭にメンバー全員が笑顔でステージに戻って来てくれた。最後は白間美瑠と矢倉楓子がダブルセンターを担当する『らしくない』を歌い本当の終焉を迎えた。

 当初は名古屋というアウェイな地でどうなるかわからなかったが、終わってみればアウェイどころか誰もが笑顔になれる最高に楽しいコンサートだったのではないかと思う。

■取材、執筆=ブレーメン大島

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