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歴史好きのバー「レキシズルバー」とは!?

 神田駿河台、カウンターだけのこじんまりとしたバーが、水曜日の夜だけ数千年の時空を巡る…。

 小川町駅より徒歩5分、暗い路地裏に煌々と明かりが灯り、ところどころ小さなバーがお店を開きはじめる午後六時、噂のレキシズルバーに潜入してみた。

 レキシズルバーとは、神保町にショットバーを構える渡部商店が毎週水曜日に開いている、歴史好きのためのバーだ。いわゆる「コンセプト居酒屋」のように店内に甲冑が並んでいたり、戦国武将の家紋やのぼりが飾られているわけではない。メインは歴史を語るお客さんらしく、15人も入れば一杯になってしまう店内は、どちらも歴史の話題でもちきりだ。

 早速カウンターに腰を下ろすと、まずは「何時代が好き?」「どの戦国武将が好き?」などの質問攻めにあう。店内は20代女性から60代男性まで、幅広い客層だ。立場や肩書きなど関係なく、皆が歴史の話題に華を咲かせている。

 かつて歴史を語る人と言えば、中年サラリーマンと相場が決まっていて“男の世界”という印象があったが、昨今の歴史ブームにより、女性の歴史好きも堂々と語れる時代になってきた。それを存分に発揮できるのが、ここレキシズルバーなのだ。話題は戦国・幕末・三国志から源平、南北朝、はては甲冑の魅力にまで及び、バラエティに富んでいる。

 店の中が一杯になると、同建物の3階に通された。3階は応接間サロン兼事務所になっていて、既に数人のお客さんが歴史語りをしている。薄暗い店内で額を突き合わせて戦国時代の戦略について語り合う…まるで軍議中の戦国武将のようだ。

 代表の渡部氏にレキシズルバーを始めたきっかけを聞いてみた。水曜日のバーテンさんが諸事情で辞めてしまい、どうしようか悩んでいたところ、歴史プロデューサー・六龍堂さんと歴史語りができるバーをやらないかという話になり、営業を始めたのだそうだ。今では戦国武将のご子孫も顔を出す、穴場的スポットになっている。

 都会に咲いた歴史オアシス。歴史語りがしたい方は、一度訪れてみてはいかがだろうか?

(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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