search
とじる
トップ > スポーツ > パンクラス 荒鷲2世が大恥の86秒葬

パンクラス 荒鷲2世が大恥の86秒葬

 パンクラスのライト級2位“荒鷲2世”坂口征夫が7日、東京・ディファ有明で戦極王者とワンマッチに臨んだが何もできず、わずか86秒で葬られてしまい、失意の完封負け。「ランカーから外してくれ。いちからやり直す」と出直しを誓った。戦極王者にひねり潰され、挫折を味わった荒鷲2世。そんな坂口は「オヤジにはムカついている」と複雑な思いを抱えていた。

 格の違いを思い知らされた。戦極ライト級王者の北岡悟とのワンマッチ。戦前に「倒すための武器を用意している」と予告していたように、得意の打撃で一矢報いるハズだった。グラウンドを避けてスタンドの攻防に持ち込みたかったが、ゴング直後にテークダウンを許し、攻撃を封じられた。
 もはや相手の土俵では何も成す術がなかった。フロントチョークで捕獲されてピンチ到来。態勢を入れ替えてなんとかこの窮地をしのぐも、立ち上がろうとした際に今度は足首をガッチリ固められてしまい、万事休す。1分26秒、アキレス腱固めにタップした。

 一矢報いることなく完封負け。「2枚も3枚も上の次元の人だった」と格の違いを実感させられた。大みそか「Dynamite!!」でアンディ・オロゴンにKO負けを喫し、これで2連敗。試合後はパンクラス側に「大みそかに大失態して、ここで負けてランカーというのはない。ランカーから外して下さい」と悲壮ば要請した。
 自らそう申し出るのも無理はない。北岡戦前から逆境に立たたされていた。大会直前に坂口道場の東京・狛江道場が今月30日で閉館することが決定。「前後1週間はショックだった。試合に集中したいんですが、柔道教室の子どもたちへの対応などもあって…」と、事務作業に追われて疲労困ぱいだった。
 そんな状況から、閉鎖する狛江道場を主宰していた実父の“荒鷲”坂口征二に対し「発表を1カ月ずらしてほしかった」と不満もあった。それどころか「オヤジにはムカついている」と、怒りすら覚えていたという。
 今後は自らが切り盛りする横浜の坂口道場で再起を目指す。「横浜の道場でいちから出直します」と宣言した。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ