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応援とバッシングの板挟み 『イケ☆パラ』状態がAKB48全体に波及!?

 放映開始以来、何かと話題になっているAKB48の前田敦子主演のドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』。先日放送された第5回ではシャワーシーンやあわやレイプの被害に!? で終わる衝撃のラストもあってか、ファンや視聴者からの反響も大きく主演の前田敦子のブログはあっちゃん、もとい彼女が演じる主演の芦屋瑞稀を心配するコメントが多数書き込まれた。衝撃の展開に視聴率も回復しているようだが、その裏で『イケ☆パラ』の放送内容に対する抗議の声が日を追う毎に加熱しているのだ。

 問題となっているのは、同回のワンシーンで前田が着ていたTシャツの柄。黄色地に黒っぽい字で背中に『LITTLE BOY』と書かれているのだが、放映された日が広島に原爆投下された8月6日の次の日だったこともあり、またリトルボーイは広島に落とされた原爆に付けられた名前だったため「不謹慎」との声が上がったのだ。「制作する側は放映される日も把握しているはず。それなのにこんなロゴを映すなんて」という意見が多数を占めている。ちょうどこの日はフジテレビ批判の加熱から来る抗議デモもあった日だったため、更にヒートアップしてしまったようだ。「普段、Tシャツに書かれている英語の意味まで気にして着ている訳じゃないから、この衣装もそんな調子で選ばれたんでしょう。でも今回は流石にタイミングが悪かった」という意見もある。

 それでなくとも、最近はAKB48がらみの問題が多い。4日にも日本テレビ系「なるほど! ハイスクール」の内容で視聴者からの批判が殺到しており、取材元にも苦情が集まる結果となった。こちらで問題となったのもやはり、出演した彼女たちの格好。メンバーの指原莉乃、宮崎美穂、前田亜美の3人が帝国ホテルの裏側に潜入するという内容で、レストランで使用する食材の下ごしらえをする「プレパレーション」と呼ばれる厨房を見学しながら手伝う様子が放映されたのだが、彼女らは衛生面を重視する場所にも関わらず、伸びた髪を束ねたりせずに帽子から垂らしていた。「ビジュアルを重視した結果かも知れないが、気を遣うべき所を間違えている」との意見が相次ぎ、見学先である帝国ホテルが苦情を受けて謝罪する流れにまで発展したのだ。

 些細なことが大きな問題になってしまうのは、その影響力と注目度ゆえか。また、『イケ☆パラ』の件についてはフジ批判のあおりを喰らったという見方も出来る。人気、知名度共に大きくなりすぎて、どんな事でも突き上げを喰らうようになってしまったAKB48。もう少し、身の回りに注意をはらう必要があるのではないだろうか?

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