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逮捕者出した暴行事件で証言に食い違いも 管理責任問われる全日本プロレス

 兵庫県警葺合(ふきあい)署が、11月22日、試合前に同僚のプロレスラーを殴って重傷を負わせたとして、傷害の疑いで元プロレスラーのTARUこと多留嘉一容疑者(47)とMAZADAこと正田和彦容疑者(36)を逮捕したことは、リアルライブで既報した通り。

 TARUとMAZADAは当時、悪役ユニットのブードゥー・マーダーズ(以下、VM)に所属。容疑は全日本プロレス5・29兵庫・神戸サンボーホール大会にて、試合前に控室でVMの同僚であるスーパー・ヘイトこと平井伸和選手(41)の顔面を拳で殴打。平井選手は試合に出場したが、試合直後に急性硬膜下血腫で倒れ、重傷を負わせた疑い。葺合署によると、TARUは「日頃の態度が悪いことを注意したが、反省の色が見られず殴った」と供述しており、その仲裁に入ったとみられるMAZADAは平井選手の態度に立腹し、顔面などを殴ったもよう。

 ここで問題になるのは、実行犯と見られていたTARUのみならず、MAZADAまで逮捕された点だ。同団体の事情聴取によると、実際に手を出したのは、TARUのみとされていた。VMの他のメンバーであるMAZADA、河野真幸(当時=KONO)、田中稔(当時=稔)の3人は手を出しておらず、同じ控室にいただけとされ、連帯責任として団体から無期限の出場停止処分を受けたが、処分は1カ月で解除。MAZADAも7月から戦列に復帰し、11・5&6での台湾興行にも出場したばかりだった。

 葺合署によると、両容疑者は容疑を認めているといい、MAZADAに関しては、同団体による聴取と大きな食い違いが生じたことになる。それが事実であれば、同団体は罪を犯したプロレスラーを使い続けていたことになり、責任は重大。

 今後は司法の場に委ねられることになるが、内田雅之社長(当時=取締役)は「真摯に受け止めたい。残念というしかない。逮捕という重い判断をされたことには後悔の念です。(MAZADAについては)止めはしたが手を出していないと判断させてもらった。MAZADA選手の逮捕はショックです」と語った。当時、社長を務めていた武藤敬司取締役も同様のコメントを残した。

 今回の逮捕は平井選手の母親が10月19日に弁護士を通して告発したことがきっかけとなった。平井選手自身は重度の記憶障害が残り、現在も入院中。今後、平井選手のご家族が同団体を告訴した場合は、管理責任が問われることになる。
(落合一郎)

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