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中田カウス脅迫文事件で犯人扱いされた前田五郎、今も闘争中!

 元漫才師「コメディNo.1」のあの前田五郎が、今もえん罪を訴えて戦っている。中田カウスへの脅迫文事件で犯人扱いされたとして、吉本興業に1億円の損害賠償を求めた裁判が、4月15日に大阪地裁で行われ、証人として出廷。年のせいで記憶もあいまいながら、吉本相手に一歩も引かない強気の主張を展開した。

 2009年4月に中田カウスの自宅に脅迫文が送られ、筆跡が似ているとして犯人扱いされた前田。マスコミ報道だけでなく、吉本からも5月末に契約を解除され、収入が途絶えてしまった。長らく口止めされていた前田は「えん罪を晴らす!」と一念発起し、3社を名誉毀損などで提訴。すでに『デイリースポーツ』と『週刊朝日』には地裁からの和解勧告を受けて事実上の勝利を得ており、残るは吉本だけ。2月に両者に和解勧告が出されていたが、吉本が拒否したことでドロ仕合になってきている。15日も裁判を大きく左右するとは思えない細かい事実関係の説明でことごとく衝突するなど、意地の張り合いを見せた。「吉本もメンツがあるから引けないし、犯人が前田である、と絶対の自信を持ってますよ」(在阪スポーツ紙デスク)。

 今の前田に失うものは何もない。また「以前は体調を悪くしたこともあったが、ようやく回復に向かってきたようです」(前田側関係者)。和解を拒否されて吹っ切れたのか、「(裁判が)終わったら吉本のことを全部バラす」と暴露本の出版まで準備しているという。

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