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野球 田代・横浜の初勝利を演出したベテランのひと言

 大矢明彦監督の休養により指揮を執ることになった田代富雄監督代行率いる横浜は、20日のロッテ戦(千葉マリン)に4-1で勝利。新体制で初白星を手にしたが、勝利の裏には、チーム最年長野手のゲキがあった。

 打線に元気のなかった横浜だが、3本塁打と一発攻勢で連敗を5でストップした。監督代行昇格2試合目にして、初勝利を手にした田代監督代行は「ウイニングボールを手渡されても、うれしいんだけど、先のことを考えるとね」と本音をもらした。
 初勝利を手放しでは喜べない。クローザーに不安を抱えているからだ。今季は抑えの石井裕也が不調のため、現在は山口俊が務めている。だが、ここまで2度救援に失敗しており、安定感に欠く。
 この日も9回に登板し、先頭打者にいきなり四球。1死後にヒットを許し、一、二塁のピンチを招いた。踏ん張りきれずに逆転を許すのがここまでのパターンだったが、後続を断ち切り2セーブ目を挙げた。
 実はこの場面で、一塁手の佐伯貴弘が山口にゲキを飛ばしていた。
 「(山口は)自分で変な壁を作っていたから、それを取っ払ってやりたかった。『お前が緊張したら守っている人間もカチカチになる。それがストッパーの宿命やから』って」と明かした。
 これには山口も「初心に戻って投げました。最初から厳しいところを攻めるんじゃなくて、とにかく腕を振って」と自信を取り戻したという。

◎村田、2年連続本塁打王の意地
 キングは譲らん! 2年連続本塁打王の村田修一が、決勝のソロ本塁打を放ち勝利に貢献。量産体制に入った。
 田代監督代行が貧打に苦しむ打線のテコ入れをしたが、4番の村田だけは打順をいじらなかった。その信頼に応えるように1点を先制され迎えた2回、初球を振り抜くと打球はライトスタンドへ。
 「久しぶりに初球からバットを振ったら、うまくボールが当たってくれました」と14日以来となる6号ソロを振り返った。
 積極的に打ちにいく“田代イズム”が早くも結果となって表れている。これで5月に入り、5本目。ケガで出遅れた分を取り戻そうと打ちまくっている。

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