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みのもんた四面楚歌に光明!? なりふり構わぬ土下座攻勢とテレビ局が抱える深刻な事情

 路上で酔いつぶれて寝ていた男のキャッシュカードを使って現金を引き出そうとしたとして、窃盗未遂容疑で逮捕された日本テレビ社員でみのもんた(69)の次男。みのは、このことをきっかけにTBSの『朝ズバッ』を降板させられ、仕事は文化放送『ウイークエンドをぶっ飛ばせ』(2014年3月で番組中止・4月から新番組)と読売テレビ『秘密のケンミンショー』(4月以降も出演決定)だけになってしまった。

 最近はタレント仲間以外から擁護する声も聞かれなくなったみの。いままで数々の修羅場を潜り抜け、業界流の処世術を熟知していたはずだが、息子のことということもあり判断を誤ったのだろう。事件が発覚した当初は「子供の不祥事に親の責任は及ばない」と言い張った。確かにそうだが、それはみの自身が言う話ではない。のちに「責任は親の私にある」と、訂正したもののすでに遅かった。

 次男が所属していた日テレ側は、自社の社員が起こした不祥事ということだけでなく、みのの失言にも怒りをみせていた。事件に関する取材を受けたマスコミに、みのは堂々と「(息子は)入社試験を受けたのですが、恥ずかしいことに『筆記試験が難しくて住所と名前しか書けなかった』、と。それで当時、日テレの会長で一昨年亡くなった氏家齊一郎さんに相談したところ、『将来、社屋を移転する可能性もあるので、引っ越し要員が必要だ』といって、体力だけはある次男を引っ張ってくれたのです」と、答えてしまった。よく就職活動中の学生の間でささやかれる“テレビ局への入社にはコネ”という噂を現実にしてしまった責任は大きかった。

 あれから6カ月。みのに救いの手が差し伸べられたという話題が持ち上がった。それは、先日行われた日本テレビの次期社長候補Kさんの極秘パーティーでのこと。みのは招待されていなかったが飛び入り参加し、周囲の目を気にせずKさんに土下座して謝罪していたという。すると、Kさんは土下座するみのを起こし、笑顔で何か耳元で囁いていたという。そして、みのはすぐにパーティー会場をあとにした。その場にいた人間によると、二人の関係は良好に見えたという。これによって、日テレ上層部とのわだかまりが無くなり、和解したという見方が出てきたのだ。

 しかし、この問題に疑問を投げかける社員は多い。「ありえないよ。いまさらみのは使わない。ドントン新陳代謝が激しくなっているのに。現場のスタッフが使いたいという声を聞いたことがない。上層部からも聞いたことがない」(制作局幹部)

 現場で働く社員は、試験を受けて入社した人たちだ。みのに次男と一緒にされたくないはずだ。「僕らにもみのさんと会社が和解した話は本当? という取材が多い。僕らは知りませんが、半年前の事件のときにみのさんは日テレでは終わってると思いましたよ」(ワイドショースタッフ)

 次期社長のKさんに話をつければ何とかなると思っているみのの考えはすでに古い。次期社長だろうが次期会長だろうが、上司の心ひとつで番組が生まれるようならテレビは衰退していく。

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