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青山スタジオ物語〜私がキャバ嬢になったワケ〜 第一夜

 ここ歌舞伎町の『青山スタジオ』は日々、様々なキャバ嬢が撮影にやってくる写真館。新横浜の『ZEBRA CLUB』で働く葉月嬢(25歳)もそのひとり。彼女は20歳のとき、地元、神奈川県下の大衆店でキャバ嬢になった。「きっかけは祖母の病気。入院費用が必要になって、友達に相談したら『恐いところじゃないから働いてみない?』って」一人っ子。

 両親は16歳のときに浮気が原因で離婚。母親は専業主婦で、一度も働いたことがない。いわゆる母子家庭で、以来、彼女の稼ぎが家計を支えている。普段は姉妹のような仲の良さ。ところが。「給料日は毎回、母親とケンカになっちゃうんですよ。好きでキャバ嬢をしているわけじゃない。『どういう気持ちで稼いだお金かわかってるの』って」
 半年後、祖母が他界してからも水商売を続け、店を点々とするうち、彼女はプロ意識を抱くようになった。理由は他でもない、職業としてキャバ嬢を選んだプライドである。「今は母親の旦那、みたいな役割だと思っています。母親とのケンカも、振り返れば、水商売に対する偏見の裏返しだったのかも」
 嘘がまかり通るこの業界で、なるべく素の自分を心がけているという。聞けば同店に移籍したのはつい、2か月前のこと。その飾らない接客で先月、早くもナンバーワンになった。

(取材協力)
http://www.a-photo.jp/
http://nightstyle.jp/zebra/

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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